佐賀県を代表する観光スポット吉野ヶ里遺跡(吉野ケ里歴史公園)。実際行ってみると電車でのアクセスは神埼駅が良いのか、吉野ヶ里公園駅が良いのか迷う場面があったので、ここで比較して、バスや車での情報も加えてアクセスとしてまとめたいと思います。
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吉野ヶ里遺跡の最寄りの駅にはJR長崎本線で行くことができるんだけど、遺跡はちょうど神埼駅と吉野ケ里公園駅の真ん中辺にあって、駅から行くにはちょっとアクセスが悪い。
知らない人は駅名にもなっているから吉野ケ里公園駅に必ず行くだろうけれども、実は神埼駅からは約800m、吉野ケ里公園駅からは約780mとほぼ一緒で、吉野ケ里公園駅から到着する東口からゲートまでの距離が長いので、実際に公園内に入るだけなら神埼駅から歩いたほうが近いことになる。公式のアクセス紹介でも神埼駅からは徒歩9分、吉野ヶ里公園駅からは徒歩12分となっている。
徒歩での距離が長い吉野ヶ里公園駅だけど、レンタサイクルが借りられるというメリットもある。駅に隣接している吉野ヶ里公園駅コミュニティホールで1日200円という格安で借りられる。利用時間は9時~17時30分。
ゲートから園内に入って、吉野ケ里歴史公園の目玉である遺跡までどちらが近いのかという比較をしてみる。
吉野ヶ里公園駅からだと、歴史公園センターから入り、天の浮橋というふつーの橋を渡って環濠入口広場まで約150mです。
一方、神埼駅からだと、西口サービスセンターから入り、池の小島に通された遊歩道を歩いて、南のムラまで約350m。
これで、駅から遺跡到達までの距離にするとほぼ互角となります。
神埼駅を利用する場合、佐賀駅からだと230円で吉野ヶ里公園駅までの280円と比べて50円安いです。往復なら100円の差が出ます、佐賀ラーメンの替玉1杯分はお得になるということです。
また、駅から歩いてきたのにまた遺跡まで歩くのが億劫なら、入口からすぐの場所にバス停がある園内バスを使うこともできます。バスに乗って一気に北墳丘墓まで行ってしまえば、あとはのんびり南下しながら遺跡を見て回れます。
吉野ヶ里公園駅を利用する場合、歴史公園センターという場所から遺跡エリアへ入ることになりますが、歴史公園センターでは、無料で見られる映像展示や土器パズルがあり、弥生人になった気分で写真も撮れる弥生人衣装や甲冑の着用も用意されています。
また、佐賀の名物料理や旬の味が食べられるレストランやお土産を買えるショップも併設されています。
あと、佐賀方面から行く場合、吉野ヶ里公園駅まで乗ると吉野ヶ里遺跡の脇を電車が通るので、一瞬だけ竪穴住居や高床式倉庫が見えてちょっと興奮できます。
佐賀駅に隣接する佐賀駅バスセンターからは吉野ヶ里歴史公園行きのバスも出ています。行先によって下りるバス停が異なり、西鉄久留米または信愛女学院久留米行きだとバス停・田手・吉野ヶ里歴史公園南、福岡空港国際線行きの高速バスだとバス停・吉野ヶ里歴史公園前で下車です。
バス停・田手・吉野ヶ里歴史公園南からは公園の入口まで徒歩約5分、バス停・吉野ヶ里歴史公園前だと入口の目の前のバス停です。
料金は片道520円なので電車のほぼ倍かかります。
車で行く場合は、車をどこの駐車場に停めるのかという問題になります。
駐車場は東口と西口、北口の3箇所にありますが、北口からは遺跡までかなり歩かなければいけない、西口は駐車場の入口が道の細い奥まった場所にあるので、アクセスのしやすさ台数共に優れる東口がおすすめです。
料金は普通車で310円です。
なお、佐賀空港や佐賀市街方面から、福岡空港方面からの車でのアクセス共に、道は広くて渋滞するような場所もないので、快適にアクセスできます。
以上が吉野ケ里公園への交通アクセスのまとめです。
電車なら神埼駅か吉野ヶ里公園駅のどちらか、車なら東口駐車場一択、バスは選択肢外という感じです。
吉野ヶ里遺跡に行くときの参考にしてみて下さい。