24日にシュノーケル、25日は早朝登山&猫村散策とかなりアグレッシブに動き回っています。
それでも朝5時ぐらいに起きてしまう、年配者の悲しさ。
今日は、宿のお母さんに教えてもらった「三貂嶺(サンジアジエ※読みあまり自信ありませんん)」というローカル線・平渓線の駅に行って、徒歩1時間ぐらいの滝巡りハイキングに行くのです、睡眠時間足りないとヤバいので日の出を見てすぐに二度寝しました。
目次
起きてしまったので仕方なくテラスに出て朝日を拝みます。
でも今日はあまり焼けないしなんかぼやけた景色で感動もなくすぐに寝ました。
そして起きてからの朝ごはんはカップ春雨の「冬菜鴨肉湯粉絲」。
パッケージにでかい鶏肉あるけど、超ちんまい丸肉しかはいっていません。
でも、鶏ダシでちょっと香辛料きいてて美味しいです。確か30元(約105円)しなかったと思います25元かな、安いカップラーメンはこれと阿Qなんとかってやつが最強2トップですね。
九份からバス、瑞芳駅で電車に乗り換えて2駅目が「三貂嶺駅」です。
雪国にあるスノーシェッドみたいな駅の駅前には何もなく、駅から約800m(徒歩10分)の場所にある小さな集落が人が住んでいる最寄りになります。
駅舎の中には小さな待合いスペース、そして時刻表や周辺の観光案内マップがあります。
駅を出て、とりあえずハイキング前にエネルギーを補給しようと、さっき瑞芳駅前のスーパーで購入したポテトチップ「Lay’s 楽事」のピザ味?を頬張りながら歩きます。
やがて電車が二股に分かれる場所があり、人の歩道は一度地下に潜り、電車の線路の向こう側に出得ることになります。
ここでポテトチップ食べ終わったので、もう一つ買っておいたパイナップルケーキを食べだします。これ、台湾の定番土産の一つなんですけど、小分けになっているから甘いもの食べたい時にちょうどいいんです。
集落についてすぐ、線路のそばには滝に行ける「三貂嶺歩道」のマップがあります。
最初の滝「合谷瀑布」まで結構距離があり、その次の滝は半分の距離、最後の滝は2つめからすぐという感じです。
歩道は集落の裏手からスタートって感じです。
民家の横から石段の階段が伸びています。数分でのぼりきるとじゃりの道になります。
途中、所々にこの辺の植物についての解説看板が掲示されています。かなり薄汚れている上に中国語と英語だけなので読む気がおきませんが。
道は平坦で、やがて土の道に変わります。そして滝が落ちる音がザアザアと遠くに聞こえます。
道から滝が一瞬だけ見え、その先に小さな聖媽廟があり、その横に観瀑台があります。
ただこの観瀑台は滝からけっこう離れていて(50mぐらい?)、滝の迫力を感じるにはいまいちです。
最初の滝までスタートから16分、これは3つめの滝まで30~40分でいけそうな気がします。
道は相変わらず平坦、出会った人は、向こうから来てすれ違った帰りの人たちが2組、追い抜いたこれから滝に行くのが1組です。
日本見たく必ず挨拶を交わすってわけじゃないですが、ちゃんと道を譲ることを知っています、ありがたい。
最初のハイライトはインパクトに弱い最初の滝ではなく、吊橋です。
橋から川まで1mもない低い場所に設置された吊橋ですが、足場が狭く、少し揺れて楽しいです。
吊橋を渡ったあと、川のほとりまで行ける場所がありましたが、ハイカーがパンをちぎってあげていました。
海でもあげてたし、川でもあげるし、台湾では魚にはパンは定番なことみたいです。
そして2本目の吊橋を越えたあたりからアップダウンが始まります。渓流の川面のそばを歩き、苔むした岩やシダ類などの原生林っぽい雰囲気でかなり楽しくなってきます。
そしたら小さな水場でパンツ一丁で水に入ってるおっさん二人組がいました。
普段ならスルーなのですが、あまりにも気持ちよさそうなので近寄ってみました。
すると一人が片言の日本語で気持ちいいよ、すべるよ、入るかい?ってコミュニケーションとることができました。
海パン履いてないので入るのは止めておきましたが、足だけ浸して冷たさを堪能しました。
先へ進むと岩場の上で座禅のように座り、瞑想? ヨガ?をしている女性がいました。これだけの大自然です、なにかしらのパワーをもらうことができるんでしょうね。
そして自然と人間観察を楽しんでいると2つめの滝・摩天瀑布です。摩天てニューヨークとかのビル群を摩天楼っていいますけど、摩天だけで「天に届くほどの」って意味なんですねー
歩いている時はネット繋がってないので意味を調べられないですけど、なんとなく落差の大きい滝なんだろうなって思いました。
そして実際、結構落差がありました。そして気になるのは滝の後ろ側に滝と垂直に掘られた隧道みたいなものが見えることです。
「あれ行って滝の裏側に行くの楽しそう」ってわくわくします。でも滝の裏側に行く道は右手にあるはずだけどこの時は見落としてしまいました。
滝を見てからは、一気に高度をあげることになります、今見ていた滝の上部に出て進むのだから当たり前ですが、階段、そしてロープを使っての岩場上りはアスレチック感あってかなり楽しいですね。
岩登りの後は狭い山道だけどわりと平坦であっさり最後の滝・枇杷洞瀑布に到着です。
ここがこのハイキングコースの一つの終着点で、若い女の子グループと男性グループの2組が遊んでいました。最初1グループかなと思ったのですが、女の子は下着(スポーツブラ?)みたいな感じで元気に遊んでいるのに、男性はじっと滝をみているだけで(女の子をみているだけだったかも笑)やがて男性二人は先に引き上げていきました。
この枇杷洞瀑布は滝壺に入って遊ぶことができるし、なんなら滝の直下に行って修行ごっこもできます。誰もいなかったら自撮りしたかもですが、さすがに人の目が気になってやりませんでした笑
あと。この滝から流れ出る水は、すぐ下流でさっきの摩天瀑布の最上部になります。15mぐらい?ある摩天瀑布の上部のヘリまでいけますが、へたれなのでヘリの1m手前ぐらいでびびって引き返しました。自撮り棒とかあれば、差し出してかなりダイナミックな画が撮れそうな気がします。
あとから2組ほどやってきて滝前が混み始めたのでそろそろ撤退です。
ロープ下り、階段降りした後すぐに摩天瀑布の裏側に行ける道を見つけました。歩いていってみると、大人がかがまないと進めないほどの天井の隧道があります。
少しじめじめしていますが、不快な感じはなく、水で滑ることもなくなんなく滝の真裏までいけました。
これが天然の亀裂なのか、人が掘ったものなのかは謎ですが、道が滝の裏側ちょうどで途切れているので、もしかしたら手彫りなのかもしれません。
ハイキングの後は、宿のお母さんにオススメされていた、見た目が完全に廃墟のカフェ「Cafe Hytte」に行きます。
小さな集落なのですぐにお店は見つかりますが、手前の食堂も廃墟っぽい雰囲気あって、間違えて入りそうになりました。
カフェは外観は朽ちたお家の外壁って感じです。おしゃれカフェらしく、外壁トップに鉄筋でCAFEと看板を掲げています。これ、廃墟感を生かした素敵な看板です、サビもいい感じだし。
そんで外壁から中を除くと、意識高い系が店のセンターに陣取ってパソコン開いてなにやら打ち込んでます。しかもハンチング帽までかぶって絵に書いたような意識高い系、「うわ、うざ」と入るのをやめようかと思いましたが、ここまで来たし他の客を気にして帰るのももったいないし入店します。
店員さんはほんの少し日本語が話せる方で、メニュー見せてくださいというと、壁にあるプレートがそうです、と教えてくれました。
メニュー撮るの忘れてしまったのですが、珈琲(ホット、アイス)、紅茶、ミルク、その日のスイーツがあったと思います。そして最低注文価格は100元(約350円)からです。
注文したのはアイスコーヒーとマドレーヌ。珈琲は普通、マドレーヌは3種類(檸檬、抹茶、あと忘れた)の盛り合わせで、焼きたてのようにほかほかで提供されました。
お会計は合わせて200元(約700円)。普段、食堂で20元の魯肉飯とか50元の雲呑麺とか、高くても120元の牛肉麺を食べている身としてはクソ高く感じます。
ただ、雰囲気はかなりいいです。ちゃんとリノベーション?した店内は古民家風で落ち着くし、店内と外壁の間のオープンスペースも廃墟でお茶している感あって独特な雰囲気が楽しめます。
あとお店の人がエサを上げているので猫が近くに2匹います。店の前で寝ているときもあれば、エサを食べに店内に来ることもありそうです。
スイーツ終わったら電車の時間なので駅に戻ります。
駅は待合とホームがロックのかけられた鉄柵で区切られています。すごくホームが狭いので、乗客が過多になるのを防ぐためだと思われます。
でも、電車到着間際になっても駅員こないので、自分で閂はずして入りました。
夏休み期間、ローカル線の平渓線はわりといつも混んでいます。
しんどい想いをしながら瑞芳駅のホームに降り立って、ふと電車の屋根を見ると、なんか袋みたいなのがのってます、「あ、十份であげてるランタンだ!」と気が付きカメラを向けると他の人も気がついて、指差して笑ってました。
パンタグラフと架線のある電車だったらけっこう大問題ですけど、ディーゼルの気動車だから「まあいっか」ですまされるのでしょうか、おおらかです台湾。
さて、ほっこりした後は駅前のスーパー「頂好Wellcome超市」でビールを買って食堂街の「瑞芳美食街」へと向かいます。
昨日は同宿の人と一緒に来て料理をシェアしましたが、今日は自分の食べたいものに集中しようと思います。
食べたのは、飲食スペースが「瑞芳美食街」で一番広いお店「卡特牛肉面」の牛肉麺(小)100元(350円)。
麺は太めで食べごたえあるのですが、スープと牛肉がいまいちでした。
うーんて感じだったのでもう1食、軽く食べられる麺線を食べます。
お店は、「連荘(レンチャン)」という麻雀好きならすぐに店名を覚えられそうな弁当がメインのお店。大腸麺線35元ぐらいだったかを食べました。味は普通でした。
瑞芳駅から「瑞芳美食街」までの道は屋台ストリートになっていて、色々なお店が出ていて賑わっています。
気になったのは、フライドポテトとか鶏のもも肉とかハツ串なんかを売っているお酒のつまみにぴったりのお店、そしていつも行列の「龍鳳腿」という魚のすり身+野菜+豚の後足を揚げた名物を売るお店です。
今回の台湾一周では食べれなかったので、次回はこれらを買い込んで、九份の宿に持って帰って晩餐にしたいです。
九份へと向かうバス停は少し混んでいました、これからぼんぼりが灯る幻想的な九份を見に行く人たちですね。
そして宿に到着するともう太陽が沈んだ後でしたが、沈んだ後のしっとりとした空気感が美しい、絶景がまた見られました。