日本の宿で一番安いスタイルは日本発祥のカプセルホテルでしょう。函館にもカプセルタイプの宿があり、JR函館駅から徒歩10分ぐらいの「カプセルホテル函館」が人気のようです。
また、基本は温泉付きのホテルながら、一室をカプセルルームに改装して提供している「湯の川温泉ホテル ホテル雨宮館」もあります。
今回は、価格が安くて温泉大浴場付き、さらにバイキング(ブッフェ)スタイルの朝食が付く「湯の川温泉ホテル ホテル雨宮館」に宿泊してきました。
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楽天トラベルで調べると、宿泊プランで一番安いのは「男性限定!! カプセルルーム(上段)」の1,795円(税別)です。1000円台で泊まれてしかも温泉や朝食まで楽しめるのはやばいですね。このホテルの日帰り入浴は料金400円、朝食は500円だと換算するとベッド代が1000円以下になります、大安売りですね。
なお、このプランは提供数が少ない(1日に1室の限定)ので、宿泊予定日が先なら取れる可能性が高くなります。積極的に狙いたい宿ですね。
それ以外のカプセルルーム宿泊プランになると、男性2,777円(税別)、女性2,314円(税別)になります。少し高くなりますが、それでも2000円台なので、十分安い宿と言えます。
カプセルルームは、共有の鍵を渡され、室内に入ります。
男性用カプセルルームは入ってすぐにトイレ、そしてその脇に洗面台とロッカーがあります。
奥にはカプセルルームがずらっと並んでいます。けっこうしっかりとしたカプセルで、ほかの宿泊者のいびきとか、上り下りの際のギシギシ音もぜんぜん聞こえませんでした。
室内には、テレビ、アラーム、コンセントなどがあり。ヘッドホンやルームキーかけのフック、コップと歯ブラシのアメニティもあります。
温泉は湯量豊富な湯の川温泉の源泉[ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(中性等張性高温泉)100%掛け流しです。水風呂も地下40mから汲み上げる井戸水の掛け流しということで、その日によって透明度や温度が変わるそうです。なんか自然の恵みを体全体で感じ取れるお風呂になっています。
館内にあるお風呂は露天風呂はなく、内風呂に浴槽が3つ。2つの岩風呂は温泉で、1つは水風呂。岩風呂は1つに3~4人入ってもゆったりな感じで、お客さんが多くてもゆったり温泉に浸かれます。時間は朝6時~24時まで利用できるので、夜遅くとか、早朝だと自分ひとりだけの時もあって最高です。
あとお風呂以外に、ブラックシリカサウナがあります。
アメニティはボディソープ、リンスインシャンプーが完備。ドライヤーが3分100円なのが残念でした、ちょっと昭和っぽいですね。あと綿棒とかもありますが、持っていってしまう人が多いそうで、フロントでの提供となります。
楽天トラベルのプランには【素泊まり】とありますが、普通に朝食が付いてきます。
朝食は1階奥の和室大広間でブッフェスタイル(食べ放題)です。
宿は謙遜なのか予防線なのか“軽朝食”と軽をつけていますが、ブッフェスタイルで自分の好きなものを好きなだけ取れるのでかなり満足度が高いです。
自分が利用した時は、卵とじのトンカツ、ウインナー、ソーセージ、生玉子、イカの塩辛、松前漬け、漬物、梅干、ひじき、サラダ、ご飯、味噌汁、パンが用意されていました。飲み物もコーヒーと牛乳があり、これを軽と言うのはかなりの謙遜だな~って思いながら食べました。
なんかご飯がふっくらで美味しいんですよね、ご飯が進むおかずもしっかり種類があって、おかわりして朝からすごく気分が良くなります。
湯の川温泉を東西に貫く道道83号線沿いにホテルはあります。
展望タワーが聳える外観は、昭和のホテルそのものです。
館内も時代を感じさせ、すこしくたびれ感はありますが、清掃が行き届いているのでちゃんと清潔感があります。
アクセスも函館市電の函館アリーナ前や湯の川温泉駅から近く、函館バスのバス停市民会館・函館アリーナ前(函館渡辺病院前)からもすぐです。
また、車で来館の場合は、駐車場100台(1回100円)と余裕たっぷりなのもありがたいです。
アクセス
函館空港からホテルまで
・車で約10分
・函館バスなどで約15~20分
函館駅からホテルまで
・車で約15分
・函館市電、函館バスで約25~30分
チェックイン15:00~25:00/チェックアウト~10:00
電話:0138-59-1515
宿泊料金
カプセルルーム 1,795円(税抜)~