函館は北海道の美味しい海の幸が集まる場所。カニやイカ、イクラ、エビ、ウニ、ホタテ、マグロ、サーモンなどなど、食べたいものをあげればきりがありません。
そんな海産物をまとめて食べられるのがバイキング(ビュッフェ)形式のレストラン。函館のホテルでは「ラビスタ函館ベイ」「函館国際ホテル」などで朝食バイキングが楽しめます。また、ランチバイキングでは「ホテル法華クラブ函館」などが人気を集めています。
そんなバイキングの激戦区で目をつけたのが「湯の川温泉 ホテル万惣(ばんそう)」です。こちらは、夕食で90種類近い料理、朝食でも50種類ほどの料理が並び、かなり満足の内容。
さらに温泉は複数の浴槽・サウナを完備し、客室も2016年にリニューアルしたばかりでかなり綺麗。それでいて宿泊料金は1泊2食付きで1名1万5000円を切るプランもあります。このコスパの良さは函館のみならず日本屈指ではないでしょうか。
目次
夕食バイキングは開始の18時ちょうどに会場に行ったら、会場入りを待つ行列ができていました。幸い入場はスムーズですぐに席に付くことができ、早速料理を取りに行きます。
最初のターン、まずはお目当てのカニをゲットし、お腹に余裕があるうちに揚げ物、そして刺し身、北海道ならではの羊肉、そして一品料理から姫竹と白身魚、雲丹飯を取ってきました。
カニは「カニ食べ比べ」として本ズワイガニと紅ズワイガニ。どっちも美味しいですが、やっぱり爪が美味しいですね、2ターン目からは普通の足は無視して爪ばかり食べました。
あと一品料理の姫竹と白身魚、雲丹飯がかなり美味しい。特に雲丹飯はうにの風味がご飯にうつって海の香りでもりもり食べられます。
第2ターンは気になった小ポーションのものをかき集めてみました。鉄板焼きから巻き貝と海老とアスパラ、寿司からはたけのこや真鱈花巻、小鉢からは布目社長のいか塩辛、創作料理からは卵くり抜いたジュレみたいなの、点心からはえびシューマイ、揚げたての天ぷらからは海老などを。
色んなジャンルの料理がズラッとお皿に並ぶのはほんとバイキングの醍醐味ですね、食べててテンション上がります。もちろんお味はどれも美味しかったです。
3ターン目はごはんものをサクッと。カレーはビーフたっぷり函館老舗五島軒のイギリスカレーと料理長・北田好洋のオリジナルスープカレー(トッピングはナス、チーズ、温玉、パプリカ、ブロッコリーから選べる)があったので、カニ同様食べ比べしてみました。
個人的にはオリジナルスープカレーのほうが、スパイス感があって美味しかった~
そろそろお腹いっぱい間近。料理をとるのはやめて、デザートに走ります。
デザートは、アイスやケーキ、和甘味が揃います。
選んだのは、見た目がきれいなパステルマーブルアイス、まさかの雪見だいふく、レアチーズ好きなので函館牛乳を使ったマスカルポーネのレアチーズの3種類。
もともとレアチーズ好きなのでマスカルポーネのレアチーズがお気に入りです。
ホテルの案内には「スタート時間は混み合うので時間をずらして来場するとスムーズに席に座れる」とあります。料理は随時補充をするので遅く行っても料理が切れることがないと。
しかし、お寿司のうに玉という1品に関しては注文が殺到したのか開場から30分で早くも品切れになっていました。(30分でなくなるということはもともとのストックも少ないはず)
なので、基本は夕食ビュッフェ開始時間に行くのがベストです。目玉のカニとかを切らすことはないでしょうが、全品が常時揃っているというわけではなさそうです。
座る場所はなるべく料理が並ぶ近くが良いです。ただし近すぎると人の出入りでちょっと落ち着かないかも。最寄りからほんの少し離れた場所に陣取るのが、料理をすぐに取りに行けて、ゆっくり食事できるベストシートだと思います。
揚げ物は控えめに。これは個人的忘備録でもあるのですが、揚げ物はほんの少しが良いです。どうしてもお腹にたまります。あとスープとかご飯類もたまります。カニだけに絞る、とか全種類制覇とか、目標を掲げたほうがビュッフェは楽しめる気がします。
夕食ビュッフェは品数を細かく数えると100種類近く、おおまかなカテゴリーに分けると13種類という感じです。
※2018年5月宿泊時の内容です。また、日や季節によって内容は異なります。
鉄板焼きは海鮮(ホタテ、エビ、巻き貝など)と牛肉ステーキ、季節の野菜(じゃがいも、アスパラ、とうもろこしなど)
工夫を凝らした一品料理は派手ではないですが、自分好みを見つけたらかなりはまります。
小鉢はご飯のお供やお酒のつまみに最高なものが揃っていました。
カレーとビーフシチュー、パスタがありました。
楽しいビュッフェの最後は甘いデザートと甘味で締めくくり。ケーキ、アイス、和甘味、フルーツが揃います。※最新のメニューでは「花畑牧場」のスイーツやラクレットチーズもあるそうです。
ソフトドリンクはフリードリンクとしてビュッフェに含まれます。アルコールは別会計でビール、焼酎、酎ハイ、日本酒、ワインが頼めます。
(注)私が宿泊したのは2018年5月で、その後、食事会場は新しく擬洋風エッセンス“蔵”と活気・賑わいを象徴する“函館朝市・祭り”の要素を取り入れた天井の高い解放感あるレストラン「函館ダイニング 蔵祭」に移動になりました。
新会場は席数が増え、小宴会できる個室や快適なベンチシートが新しく導入されています。
ただ、料理の内容については、大きな変更はなく、夕食の蟹コーナーや朝食のイクラ勝手丼などが健在です。
予約・価格チェックは以下よりどうぞ。また、次のページでは朝食バイキングを紹介していきます。