今日は、宿替えの日。「OXYGEN HOSTEL」はパブリックスペース、セキュリティ、設備(シャワー・トイレ)が完璧だったけど、土曜日は宿泊費が2倍以上になるので宿替え。
数百円の節約のために荷物をまとめ、重いバックパックを担ぎ移動するのは滑稽に思われるかもだけど、移動は移動で運動になるからいいのです。
目次
普段は土日は仕事していないんですが、祝日明けの火曜日に大量に収めなければ行けない仕事があり、5時45分には5階のラウンジへ。
もちろん誰もおらず、自分でリモコンでエアコン付けてお仕事スタート。
これまではビーズクッションで仕事してたけど、今日は気分を変えるためにソファーでやってみる。
時々、仕事に飽きがくるので、気分転換はラウンジから出られる2箇所のテラスでのびること。
西の方のテラスはウッドデッキで広々、そのかわり回りをビルに囲まれ眺望はいまいち。一方東の方は狭いけど通りに面して開放的。しかも屋上で遮るものがないのに、壁はももから腰ぐらいまでの高さしかなく、近寄るだけで金キュンします。
あと、ラウンジには大きめのテレビとそのラックに古いファミコン的なものが置いてあって、アイスクライマーとかスーパーチャイニーズとか、バンゲリングベイとか遊びたい衝動に駆られます。
朝食はいつもの城中市場へ。
今日は朝からごはんを食べる猫を見られてついている。この子は飯を食べながら触らせてもくれたから最高。
お店は朝からやってる「城中美食」へ(Googleマップのデータでは朝8時~夜20時までの営業※でもよくGoogle Mapsは間違っているし情報の訂正にもあまり応じないので正確性には欠ける)。
店先に調理スペースがあって、狭い通路の先に広めの飲食スペースがあるのはわりと台湾のオーソドックスなスタイル。
店頭でアピってたし、軽く食べるには最適な魯肉飯(ルーローファン)30元(約105円)をオーダー。しかも結構スープ類とか一品料理も豊富。もう一品は四神湯(スーシェンタン)45元(約160円)をオーダーする。
魯肉飯は煮玉子が4分の1カットが2つ入っていて嬉しい。台湾で魯肉飯10食ぐらいしたけど、追加なしで卵はいってたのは初めて。卵好きなのでこれだけで点数大幅アップ。
味的にはシンプルなどこでも食べられる魯肉飯。ちゃんと味はしみしみでタレもご飯の底までちゃんとかかっていて美味しい。
四神湯は、すんごく味薄い。ほんとごく僅かな塩味を感じる程度。そこにもつ特有の出汁っぽい味が加わっているスープ。
この四神湯は漢方(薬膳)スープ。お店によって具材は変わるようだけれども、基本は
・利尿作用、むくみに効くといわれているキノコ茯岺(ブクリョウ)
・整腸健胃や消化器系を強め、疲労回復もできるヤマイモ淮山(ワイザン)
・老廃物を排出(解毒)する効果や肌荒れに効くハトムギ薏苡仁(ヨクイニン)
・滋養強壮、鎮痛効果、痛風改善、ストレス解消、不眠改善に役立つ鬼ハスの実である茨寶(芡実・ケツジツ)
の4つをもって四神として、そのほか、ストレスや食欲不振に効く蓮子(レンシ・レンズ)、トリュフ風のセリ科の植物当帰(とうき) などが加わります。
さらにたんぱく質源として豚モツが入っています。
そう言えば以前にも三和夜市近くのお店で四神湯を飲んだときも味は薄かった気がします。
ごはんの後はまた城中市場の狭い道を通って、途中で店の看板猫っぽいさっきの子をもふって帰りました。
部屋に戻って荷物をまとめて(といっても前日におおかたまとめている)、チェックアウト。
11時チェックアウトだけど、その後、ラウンジに居座ってネットやっても、仕事やっても特に何も言われない(チェックアウト後に追い出す宿は世界見渡してもごく少数ですね)。
チェックイン時にもらったコーヒーor紅茶タダ券を使ってコーヒーをもらう。小さなビスケットついてきて、それだけで得した気分になれるから私は単純。コーヒーはインスタントコーヒーって書いてあったとおり、インスタントの味。
実はこのとき、一番気になっていたのはチェックアウトタイムでもなく、コーヒーの味でもなく「台風」。
約1週間後の18日に台湾直撃な感じなのだ。少しそれて石垣島、宮古島を直撃という予想もあり、1ヶ月過ごした宮古島の友人たちが心配にある。心配したところで、宿に缶詰になって、独特のテンション発症して面白いんだけどね、台風おこもり。
新しい宿「エンジェルズホステル 台北 西門」は大きなビルの2階にある宿。ビルはでかい、そしてエントランスはいると大きな吹き抜けで中央にエスカレーターという配置がベタっぽいけどカッコいい。
13時ぐらいにエンジェルズホステルについて、チェックインは15時って言われる。この宿、チェックアウトが12時なので、それから清掃、ベッドメイクが入るから、よほど前日の宿泊客が少なくない限り、早めのチェックインはできなさそう。
それでもラウンジを使えたので、そこでのんびりとお仕事。
ここのラウンジは東屋のベンチみたいな感じで、クッションがあってようやく落ち着ける感じ。
前の「OXYGEN HOSTEL」のラウンジが良すぎたので少し悲しい。
それでもまったり仕事をさせてもらって、15時にイン。アゴダで取った部屋は「部屋指定不可」という謎の部屋。ドミトリーよりも100円ぐらい安かった気がする。
案内されると、なんてことない、ドミトリーの一番上ってだけ。それがユニークで、2段ベッドが並ぶ空間の壁の中に3段目の位置にぽっっかり部屋があってそこで寝る形。
2段ベットは他の人に気を使うけど、ここは個室感あってむしろ良い。
宿を見渡してみると、ラウンジはそこそこなものの、冷蔵庫、ドリンクサーバー(お水とお湯)エリアには無料のスナックが用意され、シャワールームはタイルが可愛くて、シャワーは温度、水量ともに文句なし、洗濯機も30元と格安でマイナス面があまり見当たらない。
唯一、トイレが客室棟にはなく、ビルの共有トイレを使う形。そのため、一度宿からでて、そのときに大ならトイレットペーパーを宿の出口でちぎって持っていき、共有トイレで使うという形。
なお、共有といってもビルではたらく人や宿の利用者のみが使えるようにトイレの入口がカードキーになっているのは、ほとんどマイナス点にはならない。
あとでっかいラゲージルームがあって、荷物置き放題だし、デポジット100元で大サイズもっ入るロッカーを使えるのも良いです。
夕ご飯はいつもの城中市場へ。「成都抄手面食」で名物の雲呑麺を食す。最初隣の店と迷ったけど、めざといお母さんが「うちの雲呑麺だろ!」ってメニューを渡してくる、んでもそれでもわからない。
だって「雲呑麺」て表記はまったくなくて、お店のプレートには「原湯炒手」40+麺55元ってかいてあるんだもん。お母さんの「雲呑麺だよ!」っていう強いオシがなければ隣の店に入ってたわ。
んで、雲呑麺。麺は細麺で特徴のない感じ。スープは薄いけどほんのり鶏出汁であきない感じ。んで、8個はいっている雲呑は、皮のツルツル感、そして餡がちょうどいい肉感と塩加減で美味しいから、雲呑と麺、雲呑とスープって感じでするする食べてしまう。
あっという間に完食。これで55元(約192円)は安い。
んでも少し量的に少ないので、お隣の店にも入ってみる。
ここはGoogleマップにも載っていない、多分新規店。
「強 雞肉飯 (チーローハン) 」というお店だけど、店頭で雲呑麺も押してたから入る。
さっきは麺だったから、今度は雲呑米粉にしてみる。ビーフン麺、雲呑入りといったところ。お値段は60元(約210円)となりの人気店よりも10元高いなんて強気。そしてお客さんはぜんぜんはいっていない。
味は客数が物語っていた。スープはうっす!出汁も塩気もないよ。ビーフンは歯ごたえなくいまいち。雲呑は意外と肉餡たっぷりで結構美味しい。
このクオリティをスープとビーフンにも活かせたら人気店になると思う。
まさかの雲呑連食でお腹いっぱい、宿に戻って台風を心配しつつ寝た。