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台北から2時間ほどのちょい旅、象鼻岩と酋長岩を見て小さな山で迷子に【台湾3ヶ月で1周・10日目台北・基隆】7月20日土曜

台北に来て10日目、ようやく初めて観光らしい観光に出発します。台風の心配もなく、快晴の予報、良い一日になりそうです。

とりあえず、自分は台湾SIMなし、ポケットWi-Fiなしなので、一度宿を出たら、ネット接続不可のつもりででないといけません。実際は、電車の駅でitaiwan、街中では.1.FreeWi-Fi、バスでもnewtaipeibusWi-Fiなど、いろいろなところで繋げるのですが、事前の調べはがっつりやって行く派です。

今日も、目的地までのグーグルマップの経路検索のスクショをいっぱい撮ってから出発です。

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7月20日の移動経路

目次

以前の感動はどこへ「老牌牛肉拉麵大王」の味が落ちた

朝イチで撮った写真がなぜかゴミ箱でした。多分、日本よりもゴミ箱が多めってことを言いたかったんだと思います。あとから、そんなに多いか?ってなりましたが

時々、あとで写真フォルダ見返して「なぜこれ撮った?」ってなることある

んで、朝ごはんは何にしようかなーって西門をさまよい、9時前なのであまり店がまだオープンしてなく、仕方ないので大通りを渡り、10分ぐらい歩いて城中市場へ。

ここの「老牌牛肉拉麵大王」の牛肉麺150元ぐらい?見忘れましたは、初めて台湾に来た時に食べて感動しました。そして友人にもすすめてその友人も絶賛していました。

朝で準備がいまいちだったからだと信じたい

でも、今回食べたらいまいちーな感じ。もとめるものが高くなりすぎたからでしょうか。いや、確実に味落ちてるきがします。朝すぎて、開店直後過ぎて味が整っていないからでしょうか。特徴であるにんにくもあまり効いてないし、スープの出汁もいまいち。麺も、まえはごわごわで腰があって美味しかったのに今回はいまいち。どうしようもありません。

失望して店を後にして、台北の東京駅とも言える、中央駅に向かいます。

混雑の台北駅から電車に乗り基隆へ

結構ひとが多いホーム。ここは4番線で、左右がABで分かれている

台北駅に来る電車は、どこからからどこかへと向かう途中に台北駅に寄る感じ。始発駅じゃないので、お客さんが大量に乗っていることが多いですが、中央駅なので降りる人も多く、結構座れることが多いと思います。

基隆行きの電車は満席にはならず、ちらほら空席が目立つ感じ。しかし、なかなか思い切ったデザインの電車でした。

動物キャラをモチーフにした車内デザイン
なんと動物キャラが席に鎮座して占領しています

そのまま、途中駅でも満席になることはなく進み、基隆の手前の「三坑車站」で下車しました。

事前に調べたところ、三坑車站はマイナーな駅らしいです。ここには置屋(風俗街)があるそうですが興味ないので、駅を降りて西側にお寺が点在しているのをGoogle Mapsで見て、そこを見つつ、徒歩で基隆駅までいこうという算段です。

下車する人もまばらな三坑車站

坂ありお寺ありお祭りありの下町を散歩

改札を出ると静かな田舎の街って感じ。駅前のコンビニで飲み物買って、お寺へと向かいます。

駅から150mぐらいですぐに上り坂になり、仏来寺までずっと上り、しかもかなり斜度のきつい上りでへたばりそうになります。

山の斜面に広がる小さな街

仏来寺もなんか建物に歴史を感じない作りで参観する気がおきず、そのまま直進、すると山を超えて今度は下りです。

途中、放し飼いの犬に吠えられたりシながら、路地を下っていきます。入り組んでどこに出るのかわからないような路地歩きは楽しい。

いつものことですが、猫にも逃げられます

やがて道路の高架下でなにやらすごく賑わっているお祭りっぽい場所がありました。多分、夜市の昼間バージョンでしょうか、もしくは歩行者天国って感じ。土曜だし、毎週末にやっているのかも。その賑わいを通り抜け、踏切を渡って右手が有名な置屋ストリートの龍安街です。

賑わっています

置屋街を歩いてみましたが、間口の狭い家が何軒も並んでいて、通路は屋根がかかって昼間なのに薄暗い感じ。んで、ピンクっぽい照明に照らされて家の中に女性が何人かいるって感じでした。見ながら歩いていると「イーチェン」(1000元:約3500円)と声がかかります。風俗で3500円て安いでしょうか。入ったあとで追加料金あるかもです、怖い。

台湾のポケモンGO人気を確認

風俗街を抜け、栄えている基隆の街中に入っていきます。

こーゆー街の雰囲気、表情ががらっと変わっていくのを見るのは楽しいです。

賑やかな街を通り、狙っているバスが出るはずのバス停へ。時刻表見たら、ぜんぜん本数ないやつでした、Googleマップめ。

ハリウッドっぽく「KEELUNG」の看板
2階で自分の足場をドリルで削る作業員の方々、やばくね?
沿岸警備隊っぽい船や輸送船が停泊し、港町としての賑わいを見せる

気を取り直して、本数多そうな駅前のバス停へ。途中、港に面したウッドデッキでは20人ぐらいが集まってポケモンGOやってました。台湾は一人でスマホ20台ぐらい使う複垢おじさんとかいて、ポケモンGOがかなり人気です。ポケストップっぽいところで、スマホ画面みるために首が折れている人たちが固まっていたらそれはポケモンGOです。

このおじさんは8台を使ってポケモンGOしてました

路線バスで象鼻岩に行き集落を抜ける

12時すぎにようやくバスに乗れました。結構時間的にだらだらと移動している感じです。目的地が一箇所なので余裕ぶっこいてるってのもあります。

そしてバスは立ちでした、しんどい。けどわりすすぐに座れました、嬉しい。

車内から見る川に架けられたたくさんの提灯。長崎ランタンフェスティバルみたいです

もうめっちゃ暑いし、疲れたしでビールのんじゃいます。一応、ビールって感じじゃないパッケージの紅茶ビールにします。

ビールよりもかなり紅茶の味が強い「深葉」。コンビニ、スーパーで買えます
バスの席は左側がおすすめ。海とかっこいい形の島が見えます
ローカル線の駅「八斗子(バァドゥシー)」も見れます

バスは海沿いの道を快調に走り、目的地エレファントノーズロック最寄りの「バス停・深澳」に到着。

大通りから入っていくと、小さな集落があり、そこもすぐに通り過ぎていきます。しかし、なんもなさそうなのに車通りは多く、けっこう人気の観光地であることをうかがわせます。つか、人が歩いている道路をかっとばすなよ台湾人ども。

ビールのせいで口が悪くなっております

港で漁船を見つつ、のっている船員がどうみても東南アジア系でみんな出稼ぎ大変だなあと思いつつ、大きな駐車場を抜けて、岩のほうへと進みます。ここは入場料かからないのが良い。

船員さんがハンモックでお昼寝中

駐車場の先は、すぐに岩がごろごろの海岸線。あるきにくいです。そしてしばらくすると、こんどは丘の中にある道を登っていきます。こっちは砂地でまた歩きにくい。

舗装された遊歩道を想像していた
砂地の坂道は体力を奪う(そこまでサラサラじゃないですが)

ただ駐車場から10分ちょっとぐらい!?なのですぐです、アクセスは良いと言えます。バス停からでも25分ぐらいです。

そんでお目当ての象の鼻はすぐにはでてきまっせん。ワイルドな崖とか、変な岩がポコポコとあるところを抜けると人だかりがあるのですぐわかります。

独特な奇岩群

大きな岩の真ん中がくり抜かれていて、片方が象の鼻のように海の中へと垂れ下がっている象鼻岩です。検索すると岩の上に乗っているひとをいっぱい見かけますが、進入禁止でした。

以前は乗ってOKだったのか、のせてるひとは進入禁止を無視しているのか、わかりません。

わかりやすく「象の背中にのっちゃだめ」と規制かかっています

早朝とかだったらやるひともいっぱいいると思います。

象の鼻ね、人の股でも良いと思います
海の中へとダイナミックにつながっている岩

そんで象鼻岩、なかなか見応えありです。見る場所は、かなり高い崖から同じ高さまでせり上がっている象鼻岩を同じ目線で見る感じになるので、足元かなり要注意です。そして、へりに立つとかなり怖いです。

けっこう見応えあります

あと、崖下の海を見ると、シュノーケルやってる人たちいました、まじかよ持ってくれば良かった…と少し凹みました。海成分が足りないのです。

宮古島を出てしばらく泳いでいないので

そこでちょっと冒険したくなり、来たときとは別ルート、山越えで酋長岩に向かうことにしました。

この左上のほうへと登っていきます

細い道、でもロープとか会って人が通ることを想定している道を進むと、分かれ道があったり、絶景の崖のへりに出られたり、楽しいです。

ただし結構草木はぼうぼうです
なかなかの絶景

しかし、道が途中で途絶えてからは楽しさなくなりました。崖を下るルートでロープが途中でちぎれていたのです。足場もとげとげの植物あって簡単には進めない感じです。

ここで一度撤退

ルート変更を余儀なくされ、道っぽいところを進みましたが、異常な量の蚊にたかられたり、道がなくなったりして、引き返すことにしました。こんな小さな山で敗退するとは、無念です。

帰り、ヤブの深い場所を通った際にふと肘に違和感を感じるとヒルがくっついていました。人生初ヒルです。叩き落としたやつは5cmぐらいでしょうか。よくマンガとかでは、ヒルって金玉の裏とかにくっついていて、「ひえ~」ってシーンに使われるじゃないですか、怖くなって、股間からケツまでがっつり弄りましたが、くっついていませんでした、一安心です。

初めてだから自信ないけどたぶんヒル

さて、帰り道、このまま敗退だとつまらないんので、分かれ道だったところを行ってみます。すぐに住居?ほころ?みたいな建物が現れ、そこをぐるっと回って進むと、下り坂になり、わりと人が踏みしめた跡がいっぱいあり、苦なくすすめました。

そして、草原みたいなばしょにでて、そこは草茫々でちょいちょい足を滑らせつつ、元のルートに合流できました。

来た時の道に合流。無駄だったけど楽しい冒険

あーーーシュノーケル! そして酋長岩

そしてその先の海岸でみたのは、またしてもシュノーケル。

6人ぐらいの集団がマスクとフィン付けて次々と入っていくところでした、羨ましい。

海中はどんな感じなのでしょう

次海に入れるのは、台東の緑島かーって思いながら、だいぶ先の予定に想いをはせながら駐車場を抜け、石花凍30元という看板に寄せられてお店へ。感じカらするとシャーベットでしょうか。しかし、冷蔵庫に入っていたのは、寒天?かな。

看板

レモン味でそれは美味しいのですが、使っている水が絶対水道水で、けっこう臭みありでやばい味。山の迷子で体力、水分消耗していたからのんじゃいましたが、後日の下痢ピーが怖いです。

このお店はおすすめしません

そして酋長岩を見て、酋長っぽくないな…と思ったり、集落のお寺を見てそこの近くにあるはずの河童岩はみつからないしで、だいぶ疲労してバス停までもどります。

角度を上手く合わせれば酋長に見えるらしい
河童岩かもしれない

悪い流れは必ずある

途中、猫には逃げられ、犬には吠えられ、わりと今日は途中からかなり悪い流れ。

申し訳無さそうに逃げていった

海沿いに作られた、観光用っぽい堤防をチョロっと見てバス停目の前のコンビニについたのが14時30分。そしてそれからバスがぜんんぜんこない、悪い流れってほんとにありますね。

観光用堤防。お店ではおばちゃんがカラオケを熱唱
夜になるとイカ釣り漁船の漁火がいっぱい見えるし、イカ漁のメッカなんでしょうね

さらに雨まで降ってきて、目の前では若いカップルがいちゃつくしで体力と精神の両方を削っていきます。バスは35分待って来ました。まぁ、海外の田舎の路線で30分ぐらいなら上出来なほうでしょうけれども。

カップルの会話を想像して時間をつぶしていました

新しくて立派な基隆駅から台鉄に乗って台北へ

まばらな人と揺れまくるバス

バスは結構飛ばす感じで20分ちょっとで基隆駅に到着。基隆駅はなんか古い駅舎を放棄したようで、基隆駅(南駅)というガラス張りでかっこいい円形の駅舎が建っていました。そこから結構距離をはさんで北駅があります。ホームの端と端に駅舎がそれぞれ建っている感じですね。

旧駅舎
モダンな新駅

建物は小綺麗、そしてWi-Fiもつながる、電車もわりとすぐくる。と、さっきまでの悪い流れがうそのようにスムーズにことは進み、1時間ほどかけて台北へと帰りました。

台北駅からはMRTに乗って西門へ。つか特急の通過待ち合わせなのか松山駅で10分ほど停車していました。そんな長く停車するってわかっていたらそこで乗換てMRTに緑線に乗って西門いけました。んー車内放送あったのかな、台湾鉄道はバスと違って車内にWi-Fi飛ばしていないから使えない感が強いです。桃園国際空港から台北にくるMRTも車内Wi-Fiあるし、どうにかして。

阿宗麺線より美味しい店「七里香甜不辣大腸面線」を発見

西門では、麺線屋に行きました。というのも阿宗麺線がめちゃくちゃにんきだけど、ダシの効いたスープでそうめんにこむだけだし、ほかに美味しい店が絶対あるはずっていう仮説がたったからです。

そんで行ったのが西門駅から徒歩3分ぐらいの「七里香甜不辣大腸面線」。

非常に間口の狭い店

仮説は即座に立証され、美味しい麺線でめっちゃ幸せになりました。

お店は、超狭いです、カウンターが方サイド、テーブルが2卓で席は7席ぐらい。先客は1人だけ。

内観

注文したのは、蚵仔麺線(オーアーミェンセン)小40元。最初、提供された時に麺線の上に牡蠣が1個しかのっていなくて、観光客だとおもって減らされた、なめられた!って怒りが湧いてきましたが、鰹だしのスープが美味しくていきなり幸せに、しかも麺線の中から牡蠣がごろごろ10個ぐらいでてきて、どんどん満足度アップ、にんにくはお店の人が入れてくれるんですが、けっこう入っていてこれまで美味しい。

はー美味しかった

これならもう一つも美味いだろうと大腸麺線(小)40元もその場でオーダーしちゃいました。そしてこっちも美味しい。もつの旨さ自体は阿宗麺線のほうが美味しいけれど、こっちはもつの旨味がスープに溶け込んで美味い。麺線ふたつで80元(約270円)、お腹もけっこう満足、味的に大満足となりました。

大腸麺線 。連食サービスなのか1杯目よりもパクチーが多い(笑)

初めてのドラゴンフルーツを食べ、そのエピソードに怯える

幸せな気分のまま賑やかな西門をながめつつ、宿に戻ると昨日話した日本人がドラゴンフルーツふるまってくれました。

赤ピンクの実は、キウイフルーツみたいに小さなつぶつぶの種があって、それを木にせずそのまま食べられます。その人は、熟していない、といっていましたが、確かにそのとおりで甘さはあまりない感じ。でも、それでも初ドラゴンフルーツはおいしかったです。

すごい見た目
皮は硬くなくてサクサク包丁で切れます

途中から旅の途中のカナダ人、宿の台湾人でおしゃべり。久々ひとと普通の会話しました。そんでドラゴンフルーツについて、明日の朝、うんこがピンク色になるよ!といたずらっぽく笑ったスタッフの女の子の笑顔、忘れません。

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