目次
(嶺腳→平溪 オススメ席は側)
電車は混雑、車窓は左側、もはや当たり前になってきました。
平渓はまた賑わっている駅です。実はここでもランタン上げやってます。
十份が元祖を主張していましたから、こっちがパクったってことでしょう。
値段は単色150元、4色200元、8色300元、五尺大天燈600元だったので十份とほぼ一緒ですね。
ここでも線路から打ち上げです。こっちは十份見たく両サイドに商店街のひさしがないので、ひっかかる恐れがありません。
そんで平渓の老街はそこそこ広く、結構な人で賑わっています、途中、何軒か名物料理があるようで、行列店をみかけました。
マップを見ると昭和旧橋や防空洞、老郵筒など、行きたかった場所が載っていて助かります。
まずは線路沿いを西へと歩き、線路を渡って細い道をあがって昭和古橋を目指します。
んで、なんかそれっぽい古びた石橋を見つけたのでこれが多分昭和古橋なんでしょう。日本統治時代にかけられたものでしょうか、ちょっと由来がわかりません。
その先、八仙洞という観音巖があるようです。
その前に防空洞がありました。第二次世界大戦の戦時中に空襲、爆撃から逃れるために掘られたものです。入り口がいくつかあって、中は繋がっています。
あと、菁桐や菁桐、十份のあたりに爆弾投下があったことを示す地図もありました。簡単に言えることではありませんが、私は単純に戦争反対です。
この防空壕がある山にそって進むと、八仙洞、観音巖があります。
八仙洞の中に観音様が祀られているかと思いましたが、普通に観音堂がありました。
そして、向かって右に八仙洞があります。中はすこし身をかがめて歩くようなサイズの洞窟で、中央の通路から枝分かれした場所には部屋がいくつかあります。ここももしかしたら防空壕目的で掘られたのかも。
なお、この後、疲れから猛烈な眠気が来て、観音堂2階のテラスのベンチで寝てました。30分ぐらいの昼寝、凄く気持ちよかったです。でもあまり疲れは抜けなかったです。たまになんだこいつって覗かれている雰囲気もありましたが、図太く寝続けました。失礼しました。
その後の目的地は、郵便ポストです。それはただのポストではなく、日本統治時代に設置されたもので、台湾に現存する郵便ポストの中では最古のものになります。
この時、寝起きだったのでほとんど機械的にいちおう言っとくかと郵便局の前のポストまで行って、惰性的に写真撮って、その場を後にしました。
疲れると判断力にぶるし、観光意欲もうせるし、楽しくないし、いいことないです。旅は余力残ししながら行くのが良いです。
さて、平溪老街に戻ってきました。さっき行列だった「平渓橋頭第一家 花生捲氷淇淋」に行ってみると、列の長さが半分ぐらいになっているで並びます。
基本行列は嫌いです、日本で耐えられるのは、ラーメンで15分ぐらいまで、遊園地、テーマパークでも最大でも30分ぐらい、超目玉施設で1時間までって感じです。
ここは10分ぐらいで前の4~5組ぐらいがはけたので良かったです。
売っているのはもちもちの薄皮でアイスときなこを包んだ花生捲氷淇淋35元(約122円)。
薄皮のもちっとした食感とアイスの清涼感、きなこの風味、あと入れるか入れないか選べるパクチーの香りと味が相まって、かなり美味しいスイーツです。
老街の狭い道路には、このスイーツを食べる人たちでいっぱいです。
スイーツを食べた後は猫触って、コンビニ行って、猫触って、また老街行って、駅に到着。この駅にはUSBのスロットが合って、携帯電話を充電できるようになっていましたが、全部埋まっていたので撤退、そして電車の時間となりました。
(平溪→菁桐 オススメ席はどっち?)
菁桐までの車窓は山がちなのでどちらも良いとは言えない感じです。自分が見逃しているスポットあるかもですが、どっちに座ってもいいと思います。
なお、観光ハイシーズンですが、平渓線に乗る観光客は手前の十份、平溪で多くが降りるので、意外と終着駅の菁桐の電車は座ることが出来ました。
菁桐駅をおりるとすぐに、願いを書いてぶら下げる「許願筒」がありました。
日本の絵馬みたいなものだと思います。最近、日本の絵馬は絵を書いた痛絵馬が多いですが、こちらの許願筒は円筒なので絵を書くには適していないので、文字での願い事オンリーになっています。
そして菁桐の駅舎は白壁の木造平屋建。これは1922年に平渓線が開業した当時の建物そのものが残っているものです。
駅前を散策すると、ここでも天燈あげの店がありました。あげてるのは見かけませんでしたが。
そんで許願筒はけっこういろんなところに吊るされています。
あと犬が多いです、たまに吠えます、怖いです。
そして「菁桐鉱業生活館」という鉱山の歴史を展示する無料施設を見学。なんかよっぱらってるのかと思うぐらい、GoProで撮った写真がぶれまくってました、なんかGoPro、海ではいいけど陸での扱い(特に光量が少ない場合)が難しいです。
その後、橋で川を渡り、落下したランタンを見つつ歩みを進め、民家のにわとりを驚かせないようにあるきつつ、日本統治時代に偉い人が住んだ家が複数残っている「日式宿舎群」を外から見てまわりました。
ここでは「北海道民宿」という宿に人がいっぱい集まっていました。宿泊客なのか、イベントなのかはわからなかったです。
あと、誰かのブログで見て、なぜか惹かれた石の滑り台ありました。
実物をみるとぜんぜん惹かれないの不思議です。一応上にまで登ってみましたが。
そんで駅まで戻ってきて「菁桐天灯館」という施設へ。
ここは、5mぐらい?の大きなランタン型のディスプレイ(電光掲示板)を外壁に設置してあって、16時から毎時00分と30分にランタン打ち上げのシーンを流すということで来てみました。
しかしやりません。情報収集が甘かったのでしょうか。くやしいのでYouTube貼っておきます。
それから駅の裏山の方へと回り、昔の鉱山時代の名残であろうカフェ「碳場咖啡-百大歷史建築(選洗煤場)」を横目に見つつ、かつての鉱山の入り口がある「石底大斜坑」、鉱山の簡単な展示がある「菁桐煤鉱紀念公園」へと移動です。
もうこのへん、疲れからか適当に見て、適当に写真撮ってって感じになっています。平渓線、1日で全駅制覇、けっこう体力使います。
ただ、「石底大斜坑」は廃墟感にちょっとわくわくするし、「菁桐煤鉱紀念公園」は鉱夫やトロッコなどが置かれて坑道の様子を再現していたのが少し面白かったです。体力に余裕あればじっくり見て回るところですが、ふーんふーん、って感じで流し見です。
さてこの後、予定では、菁桐18:06発の電車に乗って十份へと戻り、「夕日と夜の十份の幻想的ランタンを見たい」という予定を立てていましたが、あっさり17時ちょっとの菁桐発の電車で瑞芳・九份へともどっちゃいます。もう疲れました、地球の裏側とか、簡単に行けない場所でない限り、旅では無理しないのが上策だと思っています。
瑞芳駅に着いたらまっすぐに「瑞芳美食街」に向かいます。
ここ最近の九份での定番コースです。観光して乗換の瑞芳駅に着いたら、ご飯食べて満足してバスで九份へと帰っていきます。
今日は先日売り切れだった牡蠣麺線を食べます。たしか45元(約160円)ぐらいです。
これスープおいしかった、牡蠣もちゃんといっぱい入っていて満足です、瑞芳美食街入ってすぐ左前のお店、おすすめです。
ただ、麺線は基本1食でお腹いっぱいにならないので、別のお店で連食です。
フードコート脇の小さなスタンドのようなお店で雲呑麺たべました値段は忘れたけど50元(180円)ぐらいだったと思います。
これ結構美味しかったです。基本のスープは少し薄めだけど、まんなかにちょこんと揚げた玉ねぎみたいなののってて味変できるし、雲呑美味しいし、良いお店でした。
宿に戻ってママさんとかと話をしていると、ドーンドーンと大きな音。
「お寺で花火をあげているのかも」というママさんの言葉を聞いて、宿の外に出ると、九份の上部で花火上げてました。でも全部で100発もない、一瞬だけのものでした。
それでもなんかちょっとシたラッキーで一日の疲れが飛ぶような気分になるので、自分は単純で良いと、再確認しました。