これまで佐賀から東京へ行くときは、ANAを使うか新幹線かバスか、というルートだった。しかし、格安航空会社LCCの春秋航空日本が九州佐賀国際空港(旧・有明佐賀空港)を使う佐賀-東京(成田)線を就航させたことで、一気に料金的に魅力的な交通手段が登場することとなった。
ここでは、佐賀から東京へ行く場合の、国内線(春秋航空日本)の飛行機の乗り方について紹介する。
目次
佐賀空港を利用している航空会社は、国内線が佐賀-成田「春秋航空日本」、佐賀-羽田「ANA」。国際線が佐賀-上海「春秋航空日本」、佐賀-ソウル「T Way(ティーウェイ航空)」となっている。
「春秋航空日本」のチェックインカウンターは、バスおりばでアクセスバスを降りて、目の前のドアを入ると正面にある。「T Way」と「ANA」に挟まれる格好だ。
チェックインの方法は二通りある。荷物が「機内持ち込み手荷物」だけの場合は、自動チェックイン機かカウンター、どちらでもチェックインできる。
自動チェックイン機を使う場合は、チェックインカウンターとは反対側の、ターミナルビルのガラス窓に面した場所に設置してある。
チェックインの方法は、飛行機のチケットを予約した時に春秋航空日本からメールで送られてくる予約確認書をプリントアウトして、QRコードを読み取らせれば紙の搭乗券が発行される。QRコードを読み取らない時は予約番号を手打ちするという方法もある。
荷物が持込手荷物以外に受託手荷物(航空会社に預けて飛行機の荷物室に収納する荷物)がある場合は、カウンターでの手続きが必要。自動チェックイン機と同じように予約確認書をスタッフに渡せば搭乗券を発行してくれて、荷物の重量とサイズのチェックが行われる。
無事、搭乗券を発行できたら、ターミナルビルの中央部にあるエスカレーターか、その少し先にあるエレベーターで2階の出発ロビーに向かう。
エスカレーター、エレベーター共に、降りて目の前に保安検査場がある。保安検査場を抜けると、出発ロビーに戻ることはできないので、お土産をじっくり見たいという人は、保安検査場に行く前に、何軒ものお土産屋さんが入っている「むっぴースカイショップ」で購入するといい。
また、お腹が減っている人は、3階にあるレストラン「カンフォーラ」で食事をするのも良い。もしくは、1階にカップラーメンの自販機もある。
保安検査場では、飛行機の中に持ち込む危険物がないか、違法な物はないか、などをチェックする。よく没収されているのを見かけるのは、ハサミや十徳ナイフなど。ライターは一人1個なら機内持ち込みできる(逆に預け荷物には入れられない)がライター用の燃料は持込も預けも不可となっている。
チェックを終えると、クッションのある椅子がずらっとならぶ待合室に入ることになる。待合室の設備は、小さなショップ「ANA FESTA ゲート店」と数個のコンセントが有る充電エリア、トイレぐらいとこぢんまりとしている。
また、小さな地方空港なので搭乗口は2つしかない。大きな空港では保安検査場を抜けて延々と歩かなければいけないケースが多いが、その点、ここは目の前なのでありがたい。
以上が佐賀空港での、春秋航空日本の乗り方ガイドになる。
コンパクトな佐賀空港では、チェックインから搭乗まで移動距離も少なく、ストレスなくスムーズに手続きや検査などが終わるのがメリットだ。また、カウンターの場所が違うだけで、チェックインの基本的な流れはANAも一緒なので、ANAを利用する際も参考にして欲しい。