平渓線一日周遊券で全駅乗降制覇!ランタンや老街、滝、グルメ、猫などローカル線の魅力満載【台湾3ヶ月で1周・17日目九份・平渓線】7月27日土曜

連日、宿のお母さんにオススメされた龍洞湾や三貂嶺ハイキングなどに行っていましたが、今日は自分で台湾に来る前から予定を決めていた平渓線一日で前駅乗り降り制覇の日です。


ローカル線の平渓線は、各駅に老街(古い町並み)や滝などの自然名所、旧日本統治時代の遺産などがあり、全部の駅を降りてみるのが楽しそうだと思ったからです。


ちょうど都合の良いことに平渓線一日きっぷも販売されているので、全駅制覇を目指します!

7月27日移動経路
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平渓線とは

だいたいの平渓線マップ

台湾の鉄道は台湾をぐるっと一周する本線があるのですが、ところどころに本線からちょろっと別の場所に行くローカル線が支線として運行されています。


平渓線もその一つで、本線から分かれる三貂嶺駅から大華駅、十分駅、望古駅、嶺脚駅、平渓駅、菁桐駅までの7駅があります。


なお、平渓線の1日乗り放題きっぷはもう一つのローカル線「深澳線」(海科館、八斗子)と本線の一部の乗り放題も含めて、三貂嶺駅から平渓線と反対側の猴硐駅、瑞芳駅、海科館、八斗子駅も乗り降り自由になり80元(約270円)で販売されています。


平渓線が山の中を走るのに対し、深澳線は海沿いにある八斗子(バァドゥシー)駅まで行くので、両線をまとめて「山海連線」とも呼びます。


平渓線の歴史は、日本統治時代にさかのぼります。石炭鉱山の菁桐坑から掘り出した石炭の輸送用鉄道が前身です。


基隆河が掘り下げた山あいの渓谷を走る列車で、古びた街を訪れるローカル感、所々の眺望の良さ、各駅にある名所などが人気を呼び、休日やホリデーシーズンには多くの人で賑わいます。


走る電車は全て区間車(普通列車・各駅停車)で、運行間隔はほぼきっちりと1時間に1本となっています。


列車時刻表は台湾鉄道公式ページを参考

予定表

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瑞芳07:09→07:24三貂嶺 滞在1時間予定  ハイキング? 小さな街散策?
三貂嶺08:19→08:26大華 滞在1時間予定 この駅なんもなし? 途中の車窓からは川に大華壷穴が見えるかも
大華09:28→09:35十份  滞在2時間予定 老街散策 滝を見る(途中10:36に電車あり、線路そばから撮影) 11時頃お昼ご飯食べたい
十份11:36→11:40望古 滞在1時間予定  滝を見る
望古12:40→12:45嶺脚 滞在1時間予定  小さな老街 登山道入り口まで行ってみる 嶺脚瀑布を見る
嶺脚13:45→13:48平渓 滞在2時間予定 第二次大戦中の防空壕跡を見る 台湾で現存する最も古い鉄製直立式の郵筒を見る  線路に最も近いカフェを見てみる 
平渓15:50→15:54菁桐 滞在2時間予定 許願筒を見る 日本人集落を見る 石の滑り台、見てみたい  16時から30分毎の電子ランタンを見てみたい
菁桐18:06→18:24十份 滞在2時間弱予定 引き返してもう一度十份へ、夕日と夜の十份の幻想的ランタンを見たい
十份20:15→20:43瑞芳

最初の駅「三貂嶺(サンジアジエ)」駅で廃校や集落見学【所要1時間】

(瑞芳→三貂嶺 オススメ席は左側)

朝、6時起き、バス停九份派出所で6時30分前にバスに乗り、6時45分ぐらいには瑞芳駅に到着です。朝なので日中は渋滞することもある山道ですが、すごくスムーズに九份の街から瑞芳まで下っていきました。

バスに乗る時はしっかり手を出して乗ることを合図しないと通過されることがあります

そして瑞芳駅の有人窓口で一日券の「平溪/深奧雙支線一日周遊券」80元(約270円)を購入します。ちなみに、前日に窓口で翌日の分ちょーだいと聞いたら、「当日しかだめなの」と断られました。なかなか不便なシステムです。

瑞芳駅。チケット窓口は入ってすぐ左手
一日周遊券の表
裏には乗り放題の区間が書いてあります

瑞芳駅の平渓線ホームは3番線です。朝早いし人がぜんぜんいません。
ホームには台鉄の車両ガチャガチャや世界初をうたう珈琲の自動焙煎自動販売機、平渓線の各駅を端的に表したイラストなんかあってちょっとした時間つぶしになります。

独特なイラスト

やがて電車到着、すかすかのまま出発です。ちなみに、車掌さんは女性でした。日本でも女性の車掌さん、運転手さんがどんどん増えていますが、台湾でも同様なのでしょうか。

レトロ感ある電車(気動車)
ガラガラ

車窓は右側は山側、左側が渓谷側になるので景色は左側のほうが良いです。

左車窓

途中、猫村で有名な猴硐駅に停まり、電車は順調に昨日ハイキングを楽しんだ三貂嶺駅に到着です。この駅では1時間滞在の予定です。

単線での電車の正面衝突を避けるためのタブレット交換
三貂嶺駅はスノーシェッドみたいな作り

ハイキングは、初回の昨日でだいたい所要1時間40分ぐらいでした。1時間ですませるなら、最初の滝まで行ってさくっと引き返すか、最後の滝までめっちゃハイペースで行ってめっちゃハイペースで帰ってくるなら、超健脚な人ならなんとかなるかもしれません。


もしくはここで2時間滞在の予定をたてて、ハイキングを楽しむのも良いと思います。


自分は、今日は三貂嶺の小さな集落を散策するだけで1時間楽しもうと思います。

廃校見学


まずは、廃校になった「碩仁國小」を見学です。日本では廃校の小学校を宿泊施設にしたり、芸術系の展示スペースにしたり、ワークショップにしたりと再利用が多いですが、ここも芸術系の展示、体験スペースになっていました。

校舎

ただ、行ったときは「研修中」とあり中には入れませんでした。
入り口からのぞきみた教室内の展示は、この学校の昔の生徒たちの白黒写真だけでした。

教室内展示

ほかにも、水道のタイルがカラフルだったり、教室の窓に切り絵が貼ってあったり、水場に謎のオブジェがあったりと、もしかしたら廃校になる前からアート系に力を入れていた学校なのかもしれません。

廊下にあるカラフル水場
切り絵
ちょっとホラー感でちゃってるオブジェ
この画は台北の宿「バックパッカーズホステル西門」でも見ました

集落散策

次には昨日行った廃墟カフェ「Hytte」に向かいます。営業時間前ですが、昨日、猫がいたので今日ももしかしたらと行ってみた次第です。

行く途中の集落にはほかにも食堂があり、軽食とか石花凍(寒天ドリンク)などが食べられる

結果、猫はいたんですが、お店の中庭で寝ていて手出しできませんでした、残念。

一見では店とわからない廃墟カフェ
右奥のテーブル下で猫はすやすや

次は集落から川を渡った反対側のこれまた小さな集落に行きます。
橋は電車の橋と人間用の歩道橋の両方兼用です。電車の線路との境になにもないのが台湾らしくていいです。

電車が通過する時は結構迫力です

反対側の集落は、お店ばかりです。食堂、店前でお餅を売っている店、民宿、蜂蜜店、集落のほとんどがお店という感じです。

朝早いからやっていないお店も
地域名物っぽいお餅
よい景色

8時18分、8時19分の電車に乗るために三貂嶺駅に戻ってきました。
この駅、駅舎からホームへの入り口が閉ざされれていて、電車の入線間近になると駅員が開けてくれるんですが、なんか電車が来るタイミングでも駅員来なかったので自分で開けて入りました。そのちょっと後に駅員来ましたけど。

駅にあったかわいい周辺マップ。川の向こう側にも滝がありますね

2つめの駅・「大華(ダーファー)」駅で軽くハイキング【所要1時間】

(三貂嶺→大華 オススメ席は左側→右側?)

三貂嶺駅で乗った電車は朝の電車より人が乗っていて8割ぐらいの着席率って感じでした。

車窓は山と木々が近く左右あまり変わらない感じなのですが、途中「幼坑瀑布」と「粗坑瀑布」という小さな滝が一瞬だけ見えるので、そこまでは左側がおすすめです。

走る電車から必死で撮った 「幼坑瀑布」もしくは「粗坑瀑布」

そして「粗坑瀑布」の後は右手に川のユニークな地形「大華壺穴」が見られるかもしれないので右側に移動しました。かもしれないとしたのは、私が見落としたのか、そもそも車窓から川は見えないのかがわからないのですが、大華壺穴っぽいものが見つからなかったからです。

右車窓、川が見えるのはほんの一瞬

大華に到着。すでに平渓線は単線なので、片側ホームだけの無人駅です。

電車は私だけを下ろして去っていきました

事前のGoogleマップ調べでは駅前に「阿貓開心農場」という商店がある以外、ここには何もなさそうです。
んで、ホームの西の端から降りると香腸(ソーセージ)やドリンクを売る小さい売店があるのですが、シャッターしまってます。繁忙期の土曜日にやってないので、もう開ける気ないのでしょう。

小さい青いシャッターの売店

壺穴はあるのか

唯一の見どころっぽいのがやっていなかったので、とりあえず、川に降りてみることにします。車窓からは「大華壺穴」が見れなかったのでちょっと川を見て確かめたいのです。

畑の横を失礼

線路を渡り、パイナップル?とか植えてある畑の間をお邪魔して川まで降りていきます。

ギリギリ川にいけそう

何本か川へと降りられそうな踏み跡から下ってみると、そこは普通の川でした。壺穴どこにもありません。足を踏み外して盛大に滑ってケツ打ったのになんの成果も得られませんでした。

ただの少し濁った川

悔しいので新北市のなんらかの観光公式ホームページの写真をどうぞ

穴がぽこぽこ空いているらしい

大華散歩

さて、早くも大華駅でやることがなくなってしまったので、とりあえず歩きます。


Googleマップだと駅からの道は西への道一択で、すぐに二股に分かれているようです。


とりあえず、結構な斜度の坂を上ります。途中に車が停めてあるので、人気のない民家にも人が住んでいることが伺えます。そして現れた二股を東の方へと進みます。先の方には細いお川が基隆河と表記されてあって、もしかしたら渓流みたいなきれいな光景を見られるかもと思ったからです。

数軒だけの集落を見下ろす

んで、橋まで行ってみたら普通の橋に普通の小川でした。それよりも橋の手前で駅方面に降りられる小径を見つけたのが大きいです。

もと来た道を帰るのではなく逆時計回りに一周できます。この道、maps.meには載っていました。お店調べとかはGoogleマップですが、細い道、ハイキングルートなど欧米人が好きそうなワイルド系はmaps.me強いです。

大華駅へと戻る道
あまり利用者は多くない感

小川沿いに大華駅へと下っていくと途中に鉱山の坑道出口の遺構「大華煤礦漏斗口」があり、トロッコの車両が1台だけ置いてありました。猫村の猴硐や平渓線の終着駅菁桐もうそうですが、この辺りは鉱山多いです。

緑に埋もれそう

すべりそうな階段をゆっくり降りていくと大華駅前に従業員宿舎みたいな雰囲気の3階建ての建物があります。さっき駅を降りた時は西の端でみなかったので、こっちは東の端なんでしょう。一応人が住んでいるんですね。台鉄の従業員の宿舎とかなのでしょうか。


看板があり、今歩いてきたのは「大華歩道」、さっきの端は「大華橋」、橋のそばには「大華煤礦坑口」もあったようです、気が付きませんでした。

大華駅で一番大きい建物

駅の東端近くには、かつて使われていた便所、そして現在の簡易トイレ1基、そして手洗いがあります。

トイレと手洗いは嬉しい

あと、宿舎だと思っていた建物は1階にお宮がありました。お宮兼、普通の民家のようです。

おばさんずっと携帯いじっている

あと、ホーム中央のホームと道路を挟んだ場所には待合所もありました。観光マップもあります。最初からこっちで下りれば大華駅周辺の情報仕入れて散策開始できましたね失敗です。

観光マップ
壺穴がどうやってできるかの解説

なお、無人の駅ですが、ICカードをタッチする機械の周辺ではiTaiwanのフリーWi-Fiが拾えます、これは助かる。

駅への入場と退場でタッチする場所が分かれている

大華駅は平渓線でトップクラスに地味駅です。

誰もいないから恥ずかしくない
電車は定刻で到着

次のページでは平渓線ハイライトの一つ十份駅と滝がメインの地味駅の望古駅と嶺腳駅を紹介します