台湾北端をバスで攻める日。蚵仔麵線、女王頭、シュノーケリングを満喫【台湾3ヶ月で1周・11日目台北・台湾北部】7月21日日曜

台湾に来てしばらくは仕事と台風待ちで観光できてませんでしたが、昨日から本格観光をスタートしました。

昨日は台北から港町の基隆まで行って「象鼻岩」を見学、今日も基隆まで行って、そこからバスで台湾本島最北端を目指します。

基隆と淡水を結ぶバスは1日18本(休日の場合)。うまいことバスを拾いつつ、台湾北端の旅を楽しみたいです。

7月21日の移動経路
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目次

朝の移動は散歩が気持ち良い、そして朝ごはんは麺線が美味しい

朝はちょっと早めの6時30分起き。宿「バックパッカーズホステルズシーメン」のロビーは静まり返っています。

そして宿から歩いて20分ぐらいの「陳記專業蚵仔麵線」で朝ごはんします。

ちょっと麺線ブームが自分の中できていて、いろいろ食べたくなっています。

このお店は、店名にもある通り蚵仔麵線(オーアーミェンセン)75元(約262円)がメイン、というかほかには大腸麵線75元、牡蠣と大腸の両方が入る総合麺線75元、具なしの清麺線35元しかありません。

朝なのに待ち客ありでびびりますが、店内は1卓のみ、外の通路にテーブル2卓と少ないのに加え、麺線20食分ぐらいを持ち帰りするお客さんがいたので、詰まっていました。

肝心の味は美味しいの一言。西門から東に行った「七里香甜不辣大腸面線」には及びませんが結構美味しいです。

ぷりっとした牡蠣が10個位入ってました。牡蠣の量ではいままでピカイチ

ステンドグラスが美しい台湾鉄道「萬華車站」

美味い麺線屋に満足し、基隆行きの電車が出ている駅「萬華車站」を目指します。

Googleマップ上では大通りに面した大きなビルが駅のはずなのに、看板が全然出ていない。これはマップがずれてるパターンかなとかってに解釈して1ブロックほかの場所に行ってしまい駅が見つからない。結局、マップ通りの場所にありました。

日本でも海外でも、たまに無駄な自分の勘に頼って失敗することってよくあります。

駅はステンドグラスが美しく、コンコースが広々とした駅。しかし、首都のメイン駅、台北駅のひとつ隣とは思えないほどのんびりとした雰囲気が漂います。

そして階段は工事で封鎖されていて、ホームに降りるすべはエレベーターのみ。乗降客が少ないからこそできる芸当ですね。

改札の外、待合スペースにあるステンドグラス

台湾鉄道の区間車(各駅停車)に乗って基隆駅へ

電車からの景色は昨日と一緒、当たり前ですね。

でも、昨日車窓を眺めて、七堵車站での車両基地の写真が撮りたかったので進行方向左に陣取りました。鉄道ファンなら台北→基隆は左側がおすすめです。

古びた客車や特急列車、ラッピング列車などいろいろな電車が見られます。

特急用の電車と古びた客車
台湾のラッピング列車は可愛いものが多いイメージ(2つしか見てないけど)

そんで今日は手前の三坑駅でおりずに、基隆駅までダイレクトできました。

早くも本日2食目の麺線は旗魚麺線(カジキの麺線)

駅を降りて道を渡る時に目についたのが「旗魚麺線」の看板。

自分が今、麺線モードなのと台湾の朝食やさんですごく有名な旗魚(カジキ)のビーフンが食べられる「民樂旗魚米粉」が好きなので、旗魚が何かをわかったので即入ってみました。

「民樂旗魚米粉」のスープはカジキで出汁をとっていて、魚のうまみたっぷりでめちゃくちゃ美味しいんですけど、ここのは、ふつうのたぶん鳥出汁の麺線のスープでした。

旗魚麺線(小)35元

麺繊に入っている肉団子がカジキの団子なんだと思います。

味はオーソドックスで美味しい。カジキ団子も魚団子として美味しくいただきました。

魚団子にちょろっと小麦粉みたいなものふって蒸した?揚げた?魚団子

バスに乗って野柳地質公園へ

バスは調べていた時間のバスがこないけど、目的地・野柳の先の金山まで行くバスがきたから「野柳行く?」ってグーグルマップをバスの運転手に見せて「うん」て返事をもらって乗車しました。一番うしろの席に座りましたが、右隣の若い女の子、左斜め前の少年はスマホに夢中、どこも一緒です。

自分もフリーWi-FiのNewTaipeiBusWiFiを拾って適当にネットしてました。

バスの車内。こっちのバスは運転が荒いからできるだけ座りたい

バスは山の中を走ったあと、海を望む高台を走り、野柳漁港最寄りのバス停野柳に停まります。

ローカルなバス停にも電光掲示板あって、○○バス到着まで○分って掲示あるのすごい

途中、太平洋を望むと自慢している温泉ホテルがありましたが、やってなさそうでした。

バスの窓のフィルムのせいでぼやけた温泉施設。こーゆーお城っぽいホテルってたいてい潰れるイメージ

女王様に見える奇岩が名物の「野柳地質公園」

バスを降り、たくさんの漁船が停泊する漁港を眺めたり、海鮮料理を扱うレストラン・食堂を横目に見ながら、コンビニで買ったビールをすすりつつ野柳地質公園をめざします。

けっこういっぱい船が停泊していて、港ではイカを干している光景なんかも見られました

やがて大きな看板、そしてきっぷ売り場が見えてきます。

看板
人いっぱい、空いている窓口をみつけましょう。割り込みもけっこう見られます

女王様に見える岩「女王頭」は写真撮影にけっこう並ぶとの情報を得ていたので、自分としては朝早く台北を出て、何のミスもなく9時45分には現地についたのに、人がめっちゃいます。ホリデーシーズンの有名観光地をなめていました。

まあ、仕方ないしきっぷを購入します。

昨日の象鼻岩はチケット無しで間近まで行って撮影し放題ですが、こっちは入場料80元(約270円)かかります。

その分、入ってすぐにビジターセンターあって一応お金を施設に使ってます。でもビジターセンターってたいていその場所の概略とかくだらない展示とか、いらないお土産とかその土地の名産を高めに売っているだけなので、入らなくてもいいかな-ってパスしました。

「早く女王様いって列に並ばなきゃ」っていう変な焦りがあったのも事実です。

んで、整備された遊歩道を歩いていくと、右手に「女王頭2」と書かれた看板(日本語でもクイーンズヘッドⅡ)があるのを発見。

木立の中に女王様

公園のなかに岩がぽつんとあるんですけど、これも女性の横顔に見えます。

みなさん記念撮影

「このへんの岩は風化すると結構人の顔になりやすいんんだな」と初代の女王頭にも期待が膨らみます。

そんで再び遊歩道にもどるとめっちゃ人います、ひとだかりです。

絶望感を覚えながら、それでもきれいな景色を楽しみつつ岬の先へと進みます。

ひとだかり

途中、「もう人多いし女王頭は後回しにして、岬の先端のほう行ってみよ」と方針転換です。

きれいな海と変な岩場のコントラストが面白い

立派な岩がおりなす自然美を楽しみつつ、暑さにすこし疲れつつ、園内を歩きます。わりと北側の岩場はシュノーケル楽しそうな感じでした。行けるかどうかはわかりませんが。

シュノーケルしたら絶対面白そうな磯

途中、でっかい岩とか、ドリンクを販売している小さなカフェなどを見て、そしていよいよ女王頭。女王頭の一体は、大きな茶色の砂岩の上にいろいろな形の岩がぽこぽこと乗っかっている感じです。

空洞になってて顔ハメして遊ぶ岩とか、ろうそく岩とか(友人はおっぱい岩と呼んでいました。確かに乳首だ)あって、やがていつのまにか女王岩の裏側にきちゃいました。

空洞岩
乳首岩(本当はロウソク岩)

みんな記念撮影しまくりです。そしてけっこう長い列が木道にできているのを気がついてしまいました。

女王岩の正面左手から50人ぐらい?並んでいました。

列は右の方で一度下って、大きく回り込んで続いています

ちゃんと女王が女王らしく映る場所には撮影用のスペースが有り、みんなグループもしくはカップルなので、誰かが撮ってあげるというのを繰り返していて、1組でけっこう時間とってました。

「こりゃあかん」一人だわ、超時間かかりそうだわで即時撤退を決めました。

それでも一人の機動力を活かし、他の人が記念撮影しているのをじゃまにならないように撮影させていただき、女王のご尊顔をいただいたので満足して帰ります。

こんな感じです。後頭部のお団子ヘアっぽいアレンジが美しい

帰りの途中に右手にはやっぱり黄土色の砂岩の上にいろいろな奇岩がある場所があり、そこもチョロっと見て公園を後にしました。

岬全体でもそんなに広くないから、疲れないで意外と飽きない

そして帰りの看板の説明書きを見て驚愕したのは女王頭2は3Dプリンターで作ったレプリカであるということ。女王頭のすぐそばには看板はなく、少し離れた場所に掲示してあるところに悪意を感じます。

公園を出た後の野柳特産街は特に買いたい物なし

よくある両サイドに小さなお店が連なるアーケードです。

海産物加工品とか、アクセサリーとかほんとどこにでもある感じ。

観光客、スルーする人とけっこう足を止める人に分かれる

ただ、檸檬(レモン)とか芭楽(グアバ)からフルーツ系をからっからに乾かした感じのドライフルーツのお店は気になりました。

檸檬がかっこいい

あと、野柳特産街を出た左手にも野柳地方産業展集活動っていう同じようなアーケードあったり、近くには水族館もあるようです。

最後にビジターセンターへ

最後にビジターセンターに寄りました。女王岩がどのように風化していっているかの展示があって面白かった。次に地震来たらこわれるかも…って少し弱気なのも可愛いです。

女王様のお姿の変遷

あとセンターの2階は無料休憩スペース。飲料水も無料でもらうことができるので、公園に入る前に補給したい人はどうぞです。

あ、あとフリーWi-Fiも入りました。

店頭に水槽たくさんの「三葉活海鮮」でランチ、そしてタピオカミルクティー

お腹が空いたので、海鮮料理屋が建ち並ぶ中から「三葉活海鮮」というお店へ。店頭の看板に炒飯80元であったので、それでいいやと入りました。
んで海老炒飯80元をオーダー。普通においしいオーソドックスな炒飯でした。

基本おいしいよね炒飯

お店を出てすぐ隣には、新しく開店してお祝いの花なんかが飾られているドリンク屋さん。そこで今回の台湾で初めてだと思うタピオカミルクティーを頼みました。
わりともともとタピオカドリンク好きなんですけど、日本でめっちゃ流行っているし、それに乗っかったと思われるのがしゃくで飲んでいませんでした。
でも、日本人の全然いないここならOKだろうと謎の自分からのサインがでて飲むことにしました。
味は、そんなに美味しくなかったです。お値段は40元(約140円)だったかな。
これなら50嵐とか85℃で飲めばよかった。

タピオカを見せないカップは初めてかも。映えは意識していません

再度バスに乗って次の目的地・石門洞へ

次のバスは事前に調べた通りの時間に来ました。こーゆー予定通りにことがすすむのは気持ち良い。

そして目的地のバス停「石門洞」で降りて、石門洞の裏のビーチを見学。

洞窟の影には家族連れがシート引いてたむろっていました。洞窟をこーゆー使い方するのってこっちならではな気がします。

いや、日本でこのような場所を見たことがないだけかもしれません

ビーチは岩も混じったちょっとした磯遊びもできるところ。残念ながら遊泳禁止です。面白いのは、小さな島に橋がかかっていてここが撮影スポットとして人気なところ。

岩混じりのビーチ

この橋、結構アーチがきつくて、サンダルが濡れていると滑ってなかなか進まないという難しさあります。あと、満潮時とか波が高いときはかぶると思います、ワイルドですね。

ざっぱぁーんと波しぶき

この石門洞の上には登ることもできます。じっくりと辺りを見渡してから、バスの時間なのでバス停石門洞に移動です。

道路側から眺める石門洞。こっちのほうがかっこいい

海岸の岩に緑がびっしりつく老梅緑石槽へ行きシュノーケリング

次は石門洞からバス停で3つぐらい先の老梅という小さな集落へ。

集落には、川に設けられた共同の洗濯場が残っています。もしかしたら今も現役で使われているかもしれません。

小さな集落の案内看板。一応観光地っぽいです

そしてビーチ。砂浜もあるのですが、ところどころに海に面して平ったい岩場があり、そこに一面に緑の藻?が付くことで有名です。

でも、そのシーズンは、その年によっても違いますが、3月末~5月初旬まで。一面の緑は見られませんでしたが、一部だけ緑残っていました。

ちょこっとだけ

岩自体は、だれかが爪でひっかいたような縦に線がはいったものでその造形美だけでも好きな人にはたまらないでしょう。

岩と波でいい感じ

あと、岩場は滑って危ないし、踏むと藻がダメージを受けるしで進入禁止になっています。でも、地元っぽい釣り人は無視して岩の上で釣りしてました。自由です。

遠浅っぽい海

さらに進むと、湾を囲っている岬の根本にたどり着きます。ここでシュノーケルすることにしました。

シュノーケルした磯

海水温はかなり高めで温い感じ。数日前の台風の影響でしょうか、中はにごにごで透明度がかなり低いです。あんまり海の中見えないし、魚もいないし、ひさびさの海で波も高めでちょっと波酔いしてきたしで、多分1時間もしないうちに上がりました。でも久々の海、気持ちよくって、しばらく岩場でぼーっとしてました。

にごにごでも砂紋は美しい
透明度こんな感じです
岩がち
すんごい寄ってもにげないハゼ

富貴角の灯台を見てバス停を探して少しさまよう

それから、富貴角の灯台へ。ここは行くつもり無かったんですが、海の上から見ていて、ここに向かっていく人が凄く多いので、興味をそそられました。

行く途中の遊歩道から海へと分け入る道も何本かできていて、たぶん釣り人が作った道でしょうけど、これを行ってシュノーケルもありだな、と泳ぎたがりの心がうずうずしました。

灯台はそんなに大きなものではなく、あまり近くにもよらずに後にしました

白黒の小さな灯台

そして富貴漁港にやってくると、道に沿って海鮮レストランが並びます。どこのお店も、見せ前に水槽をいくつも並べ、お客さんとやりとしながら、これは焼き、これは蒸し、とかって料理法を決めてから店内に入るシステムです。

食材の名前をプレートで。たまにわかるものもあります

こーゆー食材を選んで、お店が料理するスタイル「代客料理」っていうんですね、お客さんの代わりに料理する、うん日本語でも通用するわかりやすさです。

そんでもってGoogleマップにバス停がある場所にはバス停なし。しかたないので、少し先のバス停が表記されている場所まで歩いて、バス停みつけました。

見つけて安心のバス停

後でGoogleマップを見返したらバス停の位置を見間違えてましたバス停「富貴角灯塔」から乗れたはずです。でも、すぐそばのバス停・富基漁港までそんなに歩かなかったので助かりました。

ちなみにバス停・富基漁港には日本人カップルがいました。唐突に二人が会話している言葉がわかるというのは不思議なものです。

お二人は、貝殻寺というなかなか興味をそそられるワードのお寺の話題を話していていました。

後から調べました。通称:貝殻寺は、その時いたバス停・富基漁港からほぼ真南の山中にあるお寺。富福頂山寺が正式で三芝貝殻廟や貝殻寺などと呼ばれているようです。

直線距離は約5.5kmですが、Google Mapsで経路検索したら、約8.5km、徒歩約2時間でした。

貝殻寺だけを目当てに行くならありですけど、わりと散々歩いてシュノーケルまでしているので全く無理でしたね。

ちなみに淡水から行こうとすると、バスで三芝という町まで行き、そこから乗り換えてバス停二坪頂(アールピンディん)というところで下りれば、あとは徒歩4分でけるそうです。

話がそれましたが、淡水までへのバスでは寝ていたのでなにも書くことがないのです。

淡水に着いたらどしゃぶり、みなさんレンガ造りのレトロな駅舎に避難していました。

雨宿りでごったがえし

お腹へったし淡水でなにかたべようと思っていましたが、素直にMRTに乗って、宿がある西門へ向かいます。

軽い夕食は「廖嬌米粉湯」で米粉を

西門に着いたら雨脚は弱まっていました。ふらふらと歩いてたべものやさがしましたが、ピンとくる店がなく、宿の近くでいつも繁盛している店「廖嬌米粉湯」にいきました。

なんかお腹は減ってるけどあまり食べられない感じだったので、あっさりするっと食べたいと思って米粉(ビーフン)湯30元(約105円)をオーダー。

しかし、提供されたのはビーフンではなく、ぷるんとして歯ごたえがない白い麺っぽいものが入ったもの。これ、多分、ビーフンと素材は一緒だけど作り方が違う米苔目(ミータイムー)だ。以前、迪化街にある「民樂旗魚米粉」の近くの老舗有名店「台北条仔老店米苔目」で食べて、二度と食べないと誓ったやつです。

失敗しました

とにかくぶつぎりの麺はやわやわで歯ごたえがなく、味もないから絶望的においしくないんです。このお店はスープが美味しいからなんとか食べられましたが、やっぱり今後も米苔目(ミータイムー)は避けたいと思います。

ただ、スープは美味しかったので、今度このお店には別の食べ物をオーダーしに来ようと思いました。

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宿に戻りカップのまぜそば「維力素食炸醤麺」をたべて就寝

これは同宿の日本人が安くて美味しいとすすめてくれたもの。

カップが2重になっていて、お湯を注ぐところとお湯を捨てる容器があります。

味噌のようなタレをまぜまぜしてたべるんですが、おいしかったです。

確か25元ぐらい?だったかな、ほんとシンプルな麺料理になりますが、小腹空いたときとか、間食のおやつにとかいいです。

まったく具はなしです

食べ終えて20時ぐらい、まだ早いですけどベッドに入ってだらだらネットして寝ました。

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