7月25日、2本目のブログです。
朝は九份を見下ろすようにそびえる基隆山に登って日の出を見て、下山してシャワー浴びてごろんと寝て、起きて仕事してお昼ごはんを食べてから猫村へとお出かけです。
台湾には3回来ていますが、毎回「猴硐(ほうとん)」に行っています。気まぐれな猫のことです、行く時間や天気、その日の観光客によってフレンドリーだったり怒り気味だったり、いっぱいいたり、触らせたり触らせなかったり、ほんと様々です。
本稿では猫村で会えた、触れた猫をカウントして発表します。たぶんかぶりとかあるけど正確な数については気にしないでください。
あと猫村の地理的概略としては、細長い村が南西から北東にかたむいた立地です。
長さは約400m、幅は約80m。南西から北東にかけては平坦、逆に南東から北西にかけてはゆるい傾斜地(南東側が低地)になっています。
あと、猫の毛色はすげー適当ですのでクレームはなしでお願いします。「これは○柄ですよ」みたいなご指摘は歓迎です!
目次
九份からのアクセスは電車orバス
九份から猫村への交通アクセスは、バス→電車 バス→バス、バスの3択です。
なお、九份から猴硐猫村への直行バス826番は便利なのですが、猫村から700mぐらい離れた遊客服務中心に到着し、土日だけ(祝日もかも)の運行。だいたい1時間に1本の運行です。
自分が行ったのは平日なのでバス→電車のルートを選択です。これが乗り継ぎの便利さ、本数の多さにおいて一番オーソドックスになります。
九份からのバスを電車に乗り換える瑞芳駅の最寄りのバス停は「瑞芳火車站」です。1つ手前の「瑞芳火車站(區民廣場)」で降りないように気をつけてください。
瑞芳駅のホームには元気にインフォメーションをする若者スタッフがいました。「猫村はこの電車?」と聞くと「ほうとん!次の電車!」と勢いのある日本語で答えてくれました。
猫村到着、まずは駅で猫がお出迎え(2匹見・2匹触)
猴硐駅では、ホームから駅舎への連絡通路から猫ネコねこです。ここに猫がいることはめったにないですが、ねこペイントされたブイが飾ってあり、猫村へようこそ的な歓迎感を感じます。
そして改札を出るともうそこは猫村です。右手のスタンプ台ではサビ猫が腹を見せて睡眠中です。
あまりに自然なのでみんな気がついていません、そして誰かが猫だ!と近寄ると俺も俺もとみんな寄るのでちょっとうざくなります。
また、左手の小さな展示箱の上では黒白猫がやはり寝ています。
猫村に到着したのは15時30分、ねこさんはおねむの時間でしょうか。
駅舎から村への渡り廊下(2匹見・1匹触)
線路をまたぐ渡り廊下は両サイドがキャットウォークになっています。
餌入れのボウルもあったり、人から直接エサをもらったり、お腹が減った猫はここに集まるのでしょうか。
ここでは黒白、キジトラがいて、黒白に触れました。キジトラはエサに夢中でした。
ここでは黒白、キジトラがいて、黒白に触れました。キジトラはエサに夢中でした。
渡り廊下から出ると、小さな広場になっています。ここから村の左右に行くことができ、多くの猫がここに集まっています。なんでしょう、ディズニーランドのグリーティングみたいな感じです。
渡り廊下の出口をでると、ステージ見たく一段上がっていて、そこに猫がいっぱいいます。人もかがまずに猫を触れる最高のメインステージになっています。
この周辺にはサビ、キジトラ、サビ、キジトラ×2がいました。
全部おさわりOKです。人が集まる場所に平気でこれる子たちは触られるのにも慣れているのでしょう。
ここは、駅を見下ろす場所にあり、壁にはいくつかの横長のプランター(植木鉢)が設置してあります。そこは猫にとって格好の寝床で、よく植物にまぎれて猫がいるのでいるかどうか確認してください。
あと、廃墟になって壁だけ残った家にも猫がいて窓枠のところは結構フォトジェニックです。
東エリア(下)(9匹見・5匹触)
東エリアは、だいたい傾斜の下のほうの道、上の方の道の2段になっているエリアです。
まず、下の方を進んでいくと「猴硐街猫故事館」という保護とか治療とかを行っている施設があります。この建物の前には猫型のバス停レプリカがあって、その上に猫が乗っていたりして、その時はかなり映えることになります。(この時は猫おらず)
さらに下に進んだら、 キジトラ、サバ、キジ白×2・キジ茶、キジ白、白黒、キジ白、茶トラがいました。
空き家になっている家の前に3匹たまっていて、ここを中心に猫がわんさかいます。
その先には犬とか鶏とか飼っている民家があって、村エリアがおしまいです。この民家、猫は自由、犬は檻の中で、この村での猫犬の格差を思い知ります。
このエリアでは5匹さわれました。
東エリア(上)(5匹見・5匹触)
下エリアでいっぱい触れて満足し、東エリアの上部へと移動します。
すぐに首輪をつけたキジトラさんが寝ています。たまに首輪猫を見かけますが、どの家で飼われているのかさっぱりわかりません。
そして首輪なしでも去勢の印の耳カットがほどこされている子もいて、飼い猫、自由な村猫の区別は一般の観光客にはわかりません。
お店の前でたむろっていた白茶は最初は逃げたのに、後から触らせるデレっぷりです。
東エリアは西エリアに比べてお店が少なく、こっちに来る観光客も少なめです。その分、見つけた猫とずっと遊べるというメリットがあります。
そして白茶の後はキジトラ、キジ白、ホワイトソックスの黒猫が登場してくれました。
駅前広場(上)(9匹見・1匹触)
駅前広場の右手から少し上り坂を登って、小さな空き地に行くと、親猫子猫がたむろっている空き地がありました。
ここには、キジ白(唯一触れた)、茶トラ、黒白、キジ白、茶トラ、黒白、茶白、キジ茶、サビがいました。
子猫はめっちゃ警戒心強くて少しでも近づこうとすると逃げちゃうし、触れたのは側溝の中でだらけて、その後エサをもらっていた1匹だけでした。もしかしたら警戒心強めの猫が多いエリアかもしれません。
駅前広場(1匹見・0匹触)
また、駅前広場にもどってくるとさっきのキジトラコンビはまだここでだらけていました。触りにくる人も多いだろうに、図太い二匹です。
そしてさっきは見なかった白黒がメインステージにいました。ずっと居続けると疲れちゃいますもんね、猫キャストも時々交代するようです。
※さっきみた猫はカウントしていません
西エリア(下)(9匹見・5匹触)
駅前広場から南西の方へと進みます。
早速商店の前で黒猫と茶トラが寝っ転がっていました。(触れず)
そして「三猫小舗」というショップの前には三毛猫とキジ白の2匹がいて、2匹とも触れました。
ショップが三匹の猫なので、もう一匹どこかにいるのでしょうか。
ちなみに、猫グッズにはあまり興味をそそられないので、店内には入っていません、すいません。
その先は、キジトラがイスでまったりしていたり、黒白が家の前でぐっすり寝ていたり、別の黒白がバッタを追いかけていたり、上手く逃げ回るキジトラと白黒がいたりしました。
西エリア(端)(3匹見・2匹触)
西の端まで来ると下エリアから上エリアに上がれる階段があります。
そこにのびのびと寝るキジトラがいたんですが、これがベタベタ度の高いめっちゃ可愛い子でした。
足の間をぐるぐるとスリスリしながら回ったり、足の間に挟まったり、甘え方がキュートすぎるのです。
たっぷり遊んでから、階段をのぼると草むらの中で三毛猫が寝ていました。
そしてそこから西へは細い道がありますが、畑へとつながる路となっていて村はおしまいです。もしかしたらどっか別の村に行けるかもしれませんが、私は先には行っていません。
そこでは、警戒心の強い茶トラが林の中からこちらを伺っていました。
あと、さっきデレデレだった子が階段を上がってこっちにやってきましたが、今度は私の横をスッと通り抜けていきました、このツンデレ具合、さすが猫たまりません。
そんでふと気がつくと看板には「夏は毒蛇がたくさん出るからみんな気をつけろ」という注意書き、ちょっと茂みから離れるようにしました。
西エリア(上)(5匹見・2匹触)
西エリアの上部は、カフェやショップがずらっと並ぶエリアです。
その西の端には猫小屋や猫浮き、小さな船を模した小屋などがあり、けっこうここに猫がたむろっています。
今日も早速キジトラがお出迎えです。
そして黒白は空になったエサ入ればかり気にしていました。
カフェの前のパラソルの下には片目の黒白がいました。喧嘩で失ったのでしょうか。近くまではいけるけど、お触りは許さない子でした。
また、黒猫が思い切り伸びていたり、通路から下を見ると三毛猫がだべっていました。
西エリア(中)(8匹見・7匹触)
西エリアには中段もあります。
やはりショップが何軒かあり、猫も当然います。
カップルに触られている黒白。
塀の上でのんびり日向ぼっこの黒白。
触ろうとするとシャーのサバトラがいました。
あと、眺望の開けたテラスのような場所があり、ここからは猴硐駅や行き交う電車、かつて鉱山があったころの産業遺跡「瑞三礦業整煤廠」などが見られます。
そんな絶景はおかまいなしにキジ白が寝ていたり、かといえばちょっと電車に興味有りげな茶トラがいたりします。
ほかにも首輪をした黒白、ちょっとでっぷりしたサビもいました。
西エリア(下)(2匹見・0匹触)
また、下エリアに降りてきました。
時間は17時ちょっとすぎ。夕方前ですが観光客は減らず、常時賑わっている猫村です。
三毛猫と見つめ合う女子やキジトラが寝てるけど携帯いじっている女子など、猫との距離感も人それぞれです。
駅前広場(4匹見・2匹触)
東を一周、西を一周して駅への連絡口前に帰ってきました。
さっきはいなかった茶トラがプランターの中で毛づくろいです。
そしておそらくさっきからずっといるキジトラと白黒のコンビもいます。
また、新しい子のサビが塀の上に登場していました。
駅舎から村への渡り廊下(2匹見・2匹触)
帰りも村への唯一の通路である渡り廊下で駅舎へと向かいます。
黒白は毛づくろいをし、キジトラはぐっすりとお眠りでした。
猫村エリアを終えて
猫村駅に15時35分に降り立ってから17時15分まで、1時間40分の散策で66匹の猫を見ることができ、39匹に触ることができました。
実に打率として5割9分(約60%)というかなりの高確率で触ることができました。
遠くにいて触れなかった子や他の人が触っていてスルーした子もいるので、実際6割以上触れることになります。
そしてさらに猫村だけではなく、駅周辺などでも猫は見られます、触れます。
駅南口エリア(8匹見・3匹触)
帰りの電車まで時間があるので猴硐駅から南にある鉱工記念館や坑道を目指すことにします。
駅を出て右手(南の方)に進むと、「瑞三鉱業整煤廠」があります。
なんか以前よりも進入禁止エリアが広がっていました。かなりボロボロの廃墟遺跡なので、危険度が高まっているのでしょううか。
しかし猫はそんなことお構いなし、キジ白は道路で毛づくろい、そして向こうからは黒白が歩いてきて、「瑞三鉱業整煤廠」のほうにはキジトラと黒猫がいます。
ちょっとおしゃれに植物がからまった通路には黒白がいて、こっちのエリアで初のなでなで。
目線のするどい黒猫もいっぺんさわればデレデレ。
サバ白?っぽいのも草の中からでてきてタッチ。
遠くで茶トラものんびりしていました。
鉱工記念館の周辺(3匹見・1匹触)
猴硐村の目の前を流れる基隆河は、山間を流れるゆったりとした河。
緑の川面がいかにも山の川だなーって感じですが、川床は鬼の洗濯岩みたいに隆起していて面白いです。
あと線路沿いを歩くのでいろいろな台湾鉄道の車両も見られます。
道中にはかつてディーゼル機関車を整備していた「柴油機車庫」があり、その先には鉱夫文化と鉱業の歴史を展示する「鉱工記念館」やかつての坑道「瑞三本鉱坑口」があります。
いずれも開館していなかったです。外から眺めた感じでは常時やっている感じはしかなったですけど、どうやらGoogleマップによると平日9~11時30分・13時30分~17時(土日は9~17時)という営業時間のようです、もう終わっていたんですね。今度は猫村行く前に行こうと思います。
そして茶トラ2匹がいましたが、すごい遠くの距離なのに全力で逃げられました。こっちにくる観光客はまれなので人馴れしてなさそうです。
でもそのあとに現れた去勢済みの黒猫はフレンドリーでした。
小さな小さな老街(2匹見・0匹触)
老街といって良いかどうかわかりませんが、昔からありそうな線路沿いの小さな集落にも猫がいました。
黒白とキジ白、いずれもすごい勢いで逃げていきました。
さっきまで猫村で触りまくっていたんので、ここまで温度差あるとちょっと凹みます。
猫村まとめ
猫村とその周辺のエリア全体で79匹の猫を見ることができ、43匹に触れました。
半分以上の猫に触れるとは、この村の猫はかなりフレンドリーといえます。
以前来た時は、雨上がりだったからかかなり猫が少なく感じましたが、今回はどこに行っても猫がいる状態で、まさしく猫村の名がぴったりの素晴らしい環境でした。
猫好きなら絶対に外せない、多くの観光客が訪れつつも、猫が自由気ままに暮らす猫村、ぜひ、行ってみてください。
飛行機のチケット価格を比較する場合は、国内・海外の世界1200社以上の航空会社・LCC・旅行代理店から安いチケットを検索できる「スカイスキャナー」か国内海外格安航空券に強い「スカイチケット」がおすすめです。
おまけ、猴硐近くで食事なら瑞芳駅そばの「瑞芳美食街」がオススメ
もっと色々なものを見てから食べたい、という方は、瑞芳駅まで戻り駅から徒歩3分ぐらいの「瑞芳美食街」で食べてください。
大きな平屋の施設の中にお店が20~30軒ぐらい揃い、鉄板焼、牛肉麺、麺線、粥、ごはんもの、おつまみ、弁当、胡椒餅などなど、いろいろな台湾料理が揃っているので美味しいものを選んで食べることができます。
当日は宿で一緒だったイングランド人と日本人と瑞芳駅で待ち合わせをして、「瑞芳美食街」の中央にあるフリースペースに席をとり、各自が適当にお店から料理を買ってきてシェアするという形で食事をしました。
自分は酒のつまみを意識して乾麺、内臓系、煮卵というセレクト。もうひとりの日本人は餃子、イングランド人は羊肉の鉄板焼という晩餐になりました。
一人でも複数人数でも、いろいろな楽しみ方ができるのが「瑞芳美食街」の魅力です。
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