名護屋城跡に行く前に色々歴史が学べる「名護屋城博物館」

名護屋城跡の見学でセットとして必ず訪れたいのが「名護屋城博物館」です。名護屋城跡では建物は残っていませんし、石垣なんかも廃城後に壊されたりして、当時の姿をイメージするのが難しいのです。

そこで、「名護屋城博物館」を訪れると、色々な展示を見て当時の名護屋城のことを学んだり、企画展で当時の歴史について知ることができます。

また、VRで名護屋城の建物が復元されるアプリ「バーチャル名護屋城」がインストールされたタブレットを無料レンタルすることもできます。

学んだ後に行く名護屋城跡は知識に裏付けされた色々な見方ができるようになるので、名護屋城跡見学と名護屋城博物館はぜひ両方共訪れてみて下さい。

博物館外観

名護屋城のことと文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱、朝鮮征伐、朝鮮出兵)がわかる

「名護屋城博物館」は1階に受付や多目的ホール、図書閲覧室、ビデオコーナー、ミニシアターがあり、メインの展示は、2階の企画展示室、常設展示室で行う小~中規模の博物館です。

広いエントランスホール

企画展示室ではその時々のものを、そして常設展示室では、「原始・古代から近現代にいたる日本列島と朝鮮半島との交流の歴史」をメインテーマに、名護屋城に関する詳細や、名護屋城があった地域の歴史などを紹介しています。

フロアマップ
名護屋城博物館HPより

企画展示室は小さめ

私が訪問した時は、「文禄・慶長の役と肥前名護屋の大名陣屋」を開催していた企画展示。豊臣秀吉の天下統一で戦国時代が終わっても、すぐに戦争になって、肥前に集められた諸大名が名護屋城の周りに布陣した様子が分かる展示でした。

名護屋城を中心に130もの諸大名が集結

なにげに室町幕府最後の第15代将軍・足利義昭も参陣してるんですね。足利義昭は幕府滅亡後は山城国槇島で1万石の大名になっていて、奉公衆など軍勢200人を引き連れて参陣していたそうです。

黒田如水(官兵衛)、蒲生氏郷、伊達政宗、真田信繁(幸村)などそうそうたるメンツ

戦国武将旗指物馬印屏風

2018年の企画展は、~ 2018年1月14日(日曜日)まで、「陶芸の技と心 武雄の現代の陶芸家たち16」を開催し、 2018年1月26日(金曜日) ~ 2018年3月18日(日曜日) は「韓国の伝統工芸Ⅷ ~五福、幸せを願う~」が開催されます。

常設展示室は4つのエリアで展開

名護屋城・城下町復元模型

最初のエリアは「名護屋城以前」です。原始・古代から中世にかけての、名護屋城周辺の出土品などが展示されています。弥生時代の吉野ヶ里遺跡から出土した有柄銅剣もあります。

吉野ヶ里遺跡と佐賀県立博物館につづいてまたもや有柄銅剣を見る

青龍・朱雀・白虎・玄武が配され、子孫繁栄を願った方格規矩四神鏡は後漢(1~2世紀)のもの

次のエリアは1592年から7年間続いた豊臣秀吉による朝鮮侵略を扱う「歴史の中の名護屋城」となり、ここは常設展示のメインエリアになります。

当時の日朝両国の軍船を10分の1サイズで再現した「安宅船」「亀甲船」

そして展示は「名護屋城以後」「特別史跡 名護屋城跡並びに陣跡」と続きます。

無料レンタルのタブレット

タブレットにはアプリ「バーチャル名護屋城」がダウンロードされてあります。アプリを使えば、現在の名護屋城跡に当時の名護屋城の天守閣や本丸御殿、大手口などの建物を高精細CGアニメで表示することができ、実際の名護屋城に近い映像を見ながら城歩きを楽しめます。

タブレットとアプリイメージ

まとめ

当時の歴史の状況や名護屋城界隈の歴史について学べるので、博物館を見ておけば、単に名護屋城跡を史跡として見るだけではなく、歴史的な背景も抑えつつ見ることが出来ます。

なので、名護屋城跡へ行く前には、ちょこっと予習する感覚で博物館に立ち寄り、展示を見てから行くことをおすすめします。

■施設情報

・名称:名護屋城博物館

・料金:入館無料(特別企画展期間中は有料)

・住所:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3

・アクセス:JR唐津駅から車で約30分、昭和バス名護屋城博物館入口から徒歩4分

・営業時間:9:00~17:00

・定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~31日(1月1日~3日は開館)

・電話番号:0955-82-4905

・駐車場:無料63台、ほか多目的広場駐車場もあり