世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。12の遺産を巡る旅をプランニング 【3日目 五島列島に渡りツアーで久賀島の集落、奈留島の江上集落を巡る】

世界遺産登録がほぼ決定の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を巡る旅の3日目です。

今日は長崎から船に乗って五島列島に渡り、まずは2つの資産(久賀島の集落、奈留島の江上集落)を見学します。

今までとは異なり、潜伏キリシタンの“隠れ住んだ感”も強くなる五島列島の資産。どのような旅になるのでしょうか。

【目次】

3日目 ツアーで10久賀島(ひさかじま)の集落、11奈留島(なるしま)の江上集落を巡る

移動ルート

3日目は五島列島へ移動です。そして五島列島の初日はツアー「五島列島キリシタン物語~縦断クルーズ編」に参加して複数の島を巡ります。

長崎からは海路だと九州商船の高速船ジェットフォイル7:40→9:05福江(五島列島南西端で最大の島)5730円の便が良いです(ダイヤ・運賃は季節によって変動あり)。

飛行機は、オリエンタルエアブリッジ・ANA共同運航便で長崎空港→福江空港が一日3往復あります(2018年6月ダイヤ)。早い便で9:35→10:05。ただ、長崎市内に泊まっていると、長崎空港まで車で約45分と少し遠く、運賃も通常片道料金1万1,600円と高くなってしまいます。

なので長崎→五島列島は96.5kmの距離を約1時間25分で結ぶ、ジェットフォイルを利用することにします。

さて、9:05に福江港についたら、ツアーの集合時間12:50まで4時間弱あります。

まずは福江島をレンタカーで一周

ここはレンタカーを借りて、世界遺産の構成資産ではないけれど、福江島を1周ドライブして自然の絶景と教会を観光してはいかがでしょうか。

「五島列島 レンタカー」で検索したらじゃらんレンタカーで原チャリ(原付バイク)ヒットしました。

さすが離島です、9時間乗っても1380円です、安い。軽自動車だと3500円。

一人旅なら原チャリ、複数なら軽自動車というように選べます。

原チャリの場合、荷物は福江港ターミナル内のコインロッカーに預けられます。あとレンタカー屋によっては、荷物預かってくれる所もあります。

福江島は1周約2時間。簡単に観光して、ご飯を食べたらあっという間に12:50になるでしょう。

人気の高い食事処は、まぐろや釜飯などが食べられる「いけす割烹 心誠」、五島うどんや定食類が揃う「うま亭」、ちゃんぽん風五島うどんが食べられる「食堂 たつみ」などがあり、いずれも福江港周辺です。

「五島列島キリシタン物語~縦断クルーズ編」ツアーについて

ツアーは、五島市観光協会(0959-72-2963)のホームページで紹介されていた「五島列島キリシタン物語~縦断クルーズ編」(五島自動車株式会社0959-72-2173が催行)に参加です。ちなみに、これは2名以上、平成30年4月~平成30年9月の毎週/土・日・祝(※下期10月以降も実施予定)の催行となっているのでご注意下さい。

あと、五島市観光協会の紹介ページには「大きな荷物を持ってのご参加はご遠慮願います」という注意事項があります。どのサイズからNGですか?と五島市観光協会に電話で訪ねたら、「スーツケースはだめなのでは」との回答、でもこちらは長い遺産巡りの旅の途中ですし、これは縦断クルーズなので荷物を持っていかないわけにはいかないのです。そこで運営している五島自動車株式会社さんに電話で確認したら「スーツケースぐらいならみなさん持って参加されてますよ」とのお答え、よかった、荷物持って参加できます。

このツアーは旅行代金9800円とそこそこしますが、ガイド付きで「10久賀島の集落」「11奈留島の江上集落」の2つに行けると同時に、ツアー終了場所が次の資産「9頭ヶ島の集落」「8野崎島」に近い中通島というのも大きなメリットです。

途中は海上タクシーやそれぞれの島でのタクシー移動もあり、これらを個人手配・チャーターしていたら9800円以上の労力は絶対かかるのでむしろお得だと思います。

行程表は、

12:50福江港集合13:00発→(海上タクシー)→13:25着 旧五輪教会堂【10久賀島の集落】 13:55発→(海上タクシー)→14:05着 奈留港 14:10発→(タクシー)→14:30着 江上天主堂【11奈留島の江上集落】15:00発→(タクシー)→15:20着 奈留港 15:25発→(海上タクシー)→15:50 キリシタン洞窟(若松島、上陸はなしで海上から眺める形)→(海上タクシー)→16:15着 若松港→(タクシー)→16:50着 青方バスセンター→17:00着 五島うどんの里 解散

となっています。

13:25着 旧五輪教会堂

「旧五輪教会堂」は、旧浜脇教会を移築したもので、国指定重要文化財です。潜伏キリシタンの維持・拡大期から変容・終わりまでの資産が残る「10久賀島の集落内」にあり、久賀島の中でも車ではアクセスできず、山道を徒歩10分かけて行く、潜伏キリシタン感の高い資産です。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産ガイドマップより引用

14:30着 江上天主堂

また、「江上天主堂」は1917年に建てられた完成度の高い木造教会として国の重要文化財になっています。江上天主堂がある奈留島は潜伏キリシタン維持拡大期になり立ち、江上天主堂は変容終わりの時期に建てられたものです。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産ガイドマップより引用

この2つの教会施設に関してはガイドさんの解説が付くそうです。

洋上から眺めるキリシタン洞窟

そしてキリシタン洞窟は、迫害を受けた潜伏キリシタンが逃れ隠れたものの、見つかって捕縛されてしまった場所。現在は入口に十字架と3mのキリスト像が立っています。

このキリシタン洞窟だけを見るチャーター船もありますが、料金は2名まで1船8000円、3名以上だと一名3000円となっていて、やっぱりツアーに参加するのが安いと感じさせられます。

さて、五島うどんの里で解散した後は、本日は中通島に宿泊です。

五島うどんの里がある有川集落周辺にはゲストハウスやビジネスホテル、民宿、普通のホテルなどがあります。ここは楽天トラベル
で調べました。

また、他の集落にも宿はありますが、翌日最初のスポット「9頭ヶ島の集落」へ行くことを考えたら、基本有川集落で、もしくは役場のある青方集落周辺が良いと思います。

まとめ

長崎から五島列島に渡ってきました。

長崎は行ったことはあっても、五島列島は初めてという人も多いかと思います。

長崎から福江島までは沖合約100km。昔は不便な場所だったと思います。このような場所に隠れて信仰を続けなければいけなかった潜伏キリシタンたちの苦労が忍ばれます。

しかし、青い海と緑豊かな島の光景は眺めが素晴らしく、このような自然豊かな場所で、静かに祈りを捧げる生活というのは、案外満ち足りたものだったかもとも思わせてくれます。

それほど、美しい自然に囲まれた五島列島。あと数日は、ここでの世界遺産巡りが続きます。

 

※この記事は実際に旅をしたものではなく、行くならどのルートで何日かかるか・費用はどれだけかかるかを調べたプランになります。