桧原湖の陸の孤島にある「いかり潟キャンプ場」、船で渡るロケーションや色々無料で最高のキャンプ体験【福島県】

目次

色々なものがレンタル無料!

「いかり潟リゾートキャンプ場」の素晴らしさはロケーションだけじゃありません。宿泊費(コテージ泊でもテント泊でも)1名3500円(デイキャンプだと1名1500円)と安いのにもかかわらず、渡しの船代や色々なもののレンタル代が全部タダってところです。

湖を自分の思うままに漕いで進めるボートも無料、泳ぐ時に借りられるライフジャケットも無料、BBQをみんなで楽しむ時のテーブル&イスも無料、シャワーもトイレも無料です。

ボート

ボートは4艘を用意。オールで漕ぐ普通のタイプ、安定感が高くて子供のいるファミリーでも安心なタイプ(黄色いの)、細長いカヌータイプ(赤いの)と、色々揃ってます。私は普通タイプのボートを使いましたが、ボート漕ぐのなんて大学生ぐらいの上野公園以来じゃないかという私もすごく楽しめました。

なお、カヌータイプは漕ぐのに慣れていないとゆらゆら揺れてあまり安定しないそうです。一番かっこいいからってカヌータイプを選ぶと揺れっぱなしになっちゃうかも。

桟橋そばにあるレンタルボート・カヌー

カヌータイプ

オーソドックスな手漕ぎボート

ライフジャケット

大きめのから、子供用、女性向きなど各種揃ってます。

色もカラフルでいっぱいあるからお気に入りをどうぞ

テーブル&イス

テーブルは全部で4卓ぐらい、イスは20ぐらいあったかな。もし複数組がキャンプ場を利用している日だと足りなくなる恐れがあるので、自前で持っているなら持ち込んだほうが良いと思います。借りられなかったらビニールシート引いてお花見みたいな感じでBBQでも楽しいかも。

お借りしたテーブルとイスとフライパン

BBQ用のグリル・コンロ(焼台)

これも無料で借りられますが台数限られています。キャンプ場の中には先人が築いた石造りのBBQ用スペースもあるので、そこを利用するのもありです。鉄板や焼肉用の網は水場に貸出用のが何枚もありました。マキもキャンプ場で用意しているものがありますが基本有料です。自分たちで木炭なんかももっていくと、火を絶やさず色々作り続けられるので良いです。

グリル。木炭はヨークベニマル猪苗代店で買えました

鉄板や網やトング

食器類

フライパンやらまな板、包丁、お箸やらを貸していただきました。これらも数に限りがあるので、当日の利用者次第では借りられない可能性があります。

フライパン、鍋、ザル、ヤカンなど

金だわしや洗剤、ゴム手

シャワー

シャワーはコイン式で200円です。ここにきて初めての有料?いいえ、湯沸かし器を起動させるために100円玉が必要なだけで、コインの機械にお金を通した後は自分で回収します。なので、無料なんです。

個室シャワー

お金を入れて起動して、自分でお金を回収するスタイル

釣り竿

これも無料。私達は釣りをしないので借りませんでしたが、別組のファミリーは借りて釣りを楽しんでいました。

レンタルの注意点

どれも数に限りがあるということです。ほかの利用者がいれば先着順なので使えない可能性があります。自分たちで用意できるものはできるだけ持ち込むようにしましょう。

「いかり潟リゾートキャンプ場」の施設紹介

管理棟(カフェテラス・アーリーバード)

吉田さんと吉田さんのお母様がいらっしゃいます。なにかなくて困ったらここに相談に行きましょう。イスやテーブル、釣り竿、ライフジャケットなどレンタル品の多くはここで借りられます。お母様が大事に飼っている可愛い文鳥も見られます。あと、有料ですが生ビールをいただくこともできます。BBQでビールが切れたら悲劇ですよね、なくなったら管理棟へGOです。確か1杯400円とか500円だった気がします。

一番大きなコテージが管理棟

コテージ

管理棟周辺のエリアには25棟のコテージがあります。湖畔のコテージや森が間近なコテージなど、場所は自由に選べます。「荷物を持っての移動が面倒」とかだったら、予約段階で桟橋近くのコテージを予約しておくと良いでしょう。

なお、クーラーや扇風機はありませんが、ここは福島の裏磐梯。東京が熱帯夜でも夜は涼しいので、布団に毛布でちょうどよく寝られます。酔っ払った人は毛布もかけずに寝ていましたが、風邪も引かず心地よく寝られたそうです。

コテージ内部。布団敷き方汚くてすいません

コテージは中にテーブルが1卓あるだけのシンプルなつくり。コンセントが2口あり、中にはモノを干せるロープも通されています。

寝具は布団と枕と毛布とカバー類が借りられるので、管理棟そばの寝具棟から自分たちで運んでセッティングします。

コンセントあり

テントサイト

前述のように10張程度(20✕25mぐらい)の広さです。桟橋と管理棟の間にあるので、場所としては便利です。

管理棟目の前のテントサイト。テーブルが出てるあたりもテントサイトです

シャワー棟

男女各4室(一部故障中あり)のシャワー室を完備したシャワー棟が使いやすいようにコテージエリアのほぼ中央にあります。温かいお湯が無料で使えます。

トイレ棟

トイレも男女各4室あります(水洗洋式、ウォシュレットはなし)。また、管理棟には洋式1、和式1のトイレがあります。

「いかり潟リゾートキャンプ場」の詳細データ

・営業期間:7〜8月(6月や9月は事前連絡で対応可能)

・定休日:期間中無休

・【宿泊場所】

コテージ(約4名サイズ):25棟※全エリア合計では60棟あり

テントサイト:10張ほど(20✕25mぐらい)

・施設:管理棟/トイレ/シャワー/炊事場

・送迎対応時間:早朝日の出~日没前(7・8月はだいたい朝5時ぐらいから19時まで)

・料金:コテージ・テント共に1泊1名3500円、デイキャンプは1500円

・住所:福島県耶麻郡北塩原村桧原

・連絡先:myuandryokun⬛au.com  ※⬛を@に変えて下さい。

吉田さんは動き回っているので電話だと出れないことが多いため、連絡はメールがベストとのこと。一度連絡がつけば、当日の到着時間連絡などは携帯電話の直電などでも大丈夫です。

急ぎだったり、メールの返信がない場合は、090-7716-4645まで。

・アクセス(駐車場のある桧原湖遊覧船発着所まで):磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」から車で約25分。

※徒歩でアクセスの場合は、磐梯東都バス・バス停小野川湖入口から徒歩約30分

・駐車場:あり(桧原湖遊覧船発着所そば)

震災後にお客さんが減ってしまった吉田さんの願い、今は使っていないサイトを第二のDASH村に

東日本大震災の後、お客さんの足は遠のき、3分の1程度になってしまったそうです。

吉田さんは本職が大工さんで、キャンプ場は7・8月だけの営業とは言え、そこまで減ってしまうとなかなか厳しいとのこと。

そこで、かつて福島県浪江町にあり、原発事故をうけて計画的避難区域になってしまい閉鎖を余儀なくされた「DASH村」をここで復活できないかと思ったのです。

ちょうどというか、TOKIOの山口くんが問題を起こして脱退してしまったことを受け、この陸の孤島に山口くんがこもって、現在は使っていない草ぼうぼうの第二キャンプ場を一から復活させるのはどうかと提案しているのです。場所がバレていると外部から人が入ってきてしまうなどの難しいところはありますが、やらかしてしまったけど、一度の失敗でこのまま彼の姿を見られなくなるのは寂しいので、山口くんの復活を願う気持ちが何らかの形で叶うことを願います。

日テレさん!いや、ほかの局でもかまいません、第二のDASH村で福島の復興にお力添えいただけないでしょうか。

今は草ぼうぼうの第二キャンプ場

さて、ここまではいかり潟キャンプ場についてご紹介してきましたが、次のページでは、いかり潟キャンプ場の行き帰りに行ける、近隣のオススメスポットをご紹介します。