【バス・車・タクシー・函館市電】函館空港から函館市街・五稜郭・湯の川温泉方面への移動・交通手段

日本各地から函館に旅行する場合、多くの旅行者が函館空港からのアクセスになると思います。函館空港に着いたら、なる早で観光や宿へと向かいたい場合、どのような交通手段で移動すれば良いでしょうか?

目次

バス利用の場合(函館バス・函館帝産バス)

バスは2社が利用できます。最も多くの路線を乗り入れているのが「函館バス」で、函館空港・湯の川温泉・函館駅を結ぶシャトルバスを運行しているのが「函館帝産バス」です。

空港を出てすぐに左手を見た場合。手前3番乗り場に函館帝産バス、奥の1・2番乗り場に函館バス

函館駅・函館市街中心地に向かうなら

・2番乗り場から

函館バス「96系統(函館駅前行)」(所要33分。1日5便。バス停函館駅前終点下車。料金290円)

函館バス「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」(所要53分。1日6便※季節限定運行便。バス停函館駅前終点下車。料金300円)

・3番乗り場から

函館帝産バス「シャトルバス」(所要20分。1日38便。バス停函館駅前下車。料金450円)

函館駅に早く行きたいなら、便数が多い函館帝産バスの「シャトルバス」1択です。時間はかかってもいいから150~160円安く行きたいなら函館バスの「96系統(函館駅前行)」「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」を使って下さい。

五稜郭方面に向かうなら

・1番乗り場から

函館バス「とびっこ」(1日13~15便。五稜郭回り(所要32分):バス停五稜郭公園入口まで片道270円。亀田支所回り(所要約40分):五稜郭公園入口まで片道290円)

・2番乗り場から

函館バス「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」(所要34分。1日6便※季節限定運行便。バス停五稜郭タワー前下車。料金300円)

函館バス「100系統(空港五稜郭快速線)」(所要23分。1日4便。料金260円)

五稜郭に一番早く着けるのは、「100系統(空港五稜郭快速線)」ですが、1日4便と数が少ないのがネックです。最も数が多いのは「とびっこ」で1日13~15便となっています。

湯の川温泉に向かうなら

・1番乗り場から

函館バス「とびっこ」(所要18分。1日13~15便。バス停湯の川温泉電停前下車。料金240円)

・2番乗り場から

函館バス「96系統」(所要17分。1日5便。バス停湯の川温泉下車。料金240円※手前のバス停湯倉神社前下車でも可)

函館バス「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」(所要20分。1日6便。バス停湯の川温泉電停前下車。料金260円)

函館バス「100系統(空港五稜郭快速線)」(所要7分。1日4便。バス停湯の川温泉下車。料金240円)

函館バス「29系統」(所要12分。1日7~10便。バス停湯倉神社前下車。料金240円)

函館帝産バス「シャトルバス」(所要8分。1日38便。バス停湯の川温泉下車。料金230円)

湯の川温泉は県道100号線から西側に広がる東西約1km、南北約500mのエリアです。なので、対象のバス停も多く存在します。宿が南側ならバス停湯の川温泉、北側ならバス停湯の川温泉電停前、バス停湯倉神社前を利用して下さい。

バス乗り場

飛行機が函館空港に着陸し、手荷物受取場を抜けて到着ロビーに出ると左斜め前にインフォメーション(案内所)があります。

到着ロビー直前のドアから見た図。正面が出口、その少し左がレンタカー受付、その左がインフォメーション(案内所)

そこでスタッフさんに目的地を言えばどの乗り場から出るバスに乗れば良いかすぐに教えてもらえます。

案内所。ここで市電やバスが乗り放題になる1日乗車券や2日乗車券を買うこともできる

カウンターが混雑していても、案内所の上部には直近で出発するバスが6本分掲示された時刻案内パネルがあるので、どのバスに乗ればいいかひと目でわかります。

バスの時刻表(中央)と乗り場案内(右)が一緒になっているのでわかりやすい

車(レンタカー)利用の場合

函館エリアを自由に回りたい場合は車(レンタカー)利用になります。

レンタカー会社は、ニッポンレンタカー、トヨタレンタリース、日産レンタカー、タイムズカーレンタル、ホンダレンタカー、ニコニコレンタカー、バジェットレンタカー、オリックスレンタカー、OTSレンタカー、ワールドネットなど、大手から格安系まで揃っています。

レンタカーの受け付けカウンターは、インフォメーション(案内所)の真横にあり、送迎のバンもカウンターを出てすぐの空港前で乗降できるので便利です。

また、レンタカーの営業所(車を実際に貸し出す場所)も空港の目の前に密集しているので、空港から2~3分で着けるのがありがたいです。

レンタカーを利用する際は、道路の中央に路面電車が走っている場合があり、路面電車専用の信号もあるので運転には注意して下さい。

路面電車専用進行信号の一例

駅はガードがあるが、それ以外は電車と車が同じ道路を走る

函館駅前では乗車待ちの学生などが車道にはみ出ているので怖い

タクシー利用の場合

観光名所の金森洋物館前に停車しているモーモータクシー

タクシー乗り場は到着ロビーに出て目の前のドアから外に出て右手です。

函館空港からの料金の目安は以下のとおりです

五稜郭公園 2150円~

函館駅   2310円~

湯の川温泉 1030円~

タクシーは市内一周コース2万6500円~や景観と史跡・祈りのコース1万3200円~、函館山夜景コース7900円~などの貸し切り観光も可能になっています。

函館市電(路面電車)利用の場合

函館駅前で撮った函館市電

「函館に行ったら、レトロな路面電車に乗ってみたい」と、旅の目的の一つにしている人も多いと思います。実は函館市電は函館空港には直接乗り入れしていません。函館市街中心部から、函館空港方面へと路線が伸びているのですが、函館空港の約2km手前の湯の川で終点になってしまっています。なので、函館空港から、函館市電を使って移動したい場合は、函館市電湯の川駅までバスで行くのがオーソドックスな手段になります。

湯の川駅への行き方は、函館バスを利用することになります。ここでちょっとやっかいなのがバス停湯の川温泉と函館市電の湯の川駅は全く別の場所(距離にして約700m)にあるということです。また、函館市電の終点は湯の川駅、その一つ手前は湯の川温泉駅、そして湯の川温泉駅とバス停湯の川温泉も約550m離れているという関係です。非常にややこしいので、以下のマップで確認して下さい。

湯の川温泉と函館空港の位置関係&バス停、市電の駅の場所マップ

函館市電湯の川駅に行くためには、函館バス「96系統」「とびっこ」「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」「29系統」に乗りバス停湯倉神社前下車になります。

まとめ

函館の主な見どころは元町、函館朝市、五稜郭、湯の川温泉とわりとコンパクトにまとまっています。なので函館バスや函館市電といった公共交通機関でも余裕で観光できますし、車(レンタカー)があればさらに足を伸ばすことも可能です。自分の観光する場所やスケジュールに合わせて函館空港からの交通手段を考えてみて下さい。

また、公共交通機関を使う場合は市電・函館バスが乗り放題になるお得な乗車券もあるので、1日乗車券やフリーパスをまとめた記事も参考にしてください。

函館観光で路面電車(市電)と路線バスを使うなら安くてお得な乗り放題乗車券がおすすめ